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「テ・ヘウヘウ・トゥキノ4世」 のテレビ露出情報

マオリの聖地・トンガリロ国立公園はかつて危機が訪れたことで知られている。ダンカンさんが案内してくれたのはキリスト教の教会で、ニュージーランドはイギリスの植民地となるとキリスト教の布教活動も行われたという。イギリス人が森を切り開いて牧場にしていったのもこの頃であり、マオリの土地は奪われることとなった。心の拠り所である聖地を失うことへの不安の中、首長のテ・ヘウヘウ・トゥキノ4世は開拓を止めるため自然の保護を条件にトンガリロを国に献上することを選んだ。これによりトンガリロとその周辺は国立公園として守られることとなった。ダンカンさんはマオリ語を禁じられ英語での教育を強いられてきたが、現在は再びマオリ語で話すことも認められるようになった。現在は国に奪われた土地もマオリに返還されていて、ダンカンさんはここで薬草として使われるマヌカを育てている。ニュージーランドのミツバチは巣を地中に作りはちみつもつくらなかったが、養蜂技術がヨーロッパからもたらされるとマヌカハニーが特産品となっていった。マヌカはマオリ語で復活の木という意味であり、かつて火山灰が降り注いだ土地にしっかりと根を張る姿を見せている。訪れた人々を魅了するトンガリロ国立公園はマオリの人々が守ったことで世界遺産として記録されることとなった。

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