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「D-ウェーブ・クオンタム」 のテレビ露出情報

東海東京証券アメリカ・芝田さんは「量子力学という物理学の原理を用いた量子コンピュータは、今月9日にグーグルが専用半導体『ウィロー』の開発に成功したことを契機に注目度が高まっている。量子コンピュータは現在、幅広く使用されている演算処理と比べて格段に速く、例えばグーグルの『ウィロー』は最先端のスーパーコンピュータでも10の25乗年かかる計算を数分で実行するとされている。実用化されればAIの学習と推論プロセスの大幅高速化が期待されているが、ノイズが発生しやすいことや、安定的な処理のためには超低温など特殊な環境が必須となり、実用化は困難とみられている。こうした課題を克服する技術開発を各社が進めている。グーグル以外では、量子コンピュータの研究開発の関連銘柄に投資するETFのディファイアンス・クオンタムは、年初から一定のレンジで推移していたが、グーグルの『ウィロー』発表以降、上昇基調に転じている。このETFに含まれている『リゲッティ・コンピューティング』や『D-ウェーブ・クオンタム』などの独立系の開発企業の株価もグーグルの発表以降急騰し、2020年代後半とみられていた量子コンピューティング実用化の可能性が早まるとの期待が高まっている。一方でこうした独立系企業は赤字が続いている他、グーグルやIBMなどの大手でも量子コンピューティングの収益への寄与はまだ不透明な状況で、期待先行の株価の動きと言う側面は否めない。また、量子コンピューティングが悪用されれば、例えばブロックチェーン技術で暗号化された暗号資産のパスワードが瞬時に解読され盗まれるリスクなどもあり、実用化には技術開発と規制管理の両面を整える必要がある」などと話した。

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