働く国や場所を選ばずテレワークで生計を立てる「デジタルノマド」を紹介。去年11月、観光庁主導のプロジェクトで石川・金沢にデジタルノマドが集まり、外国人観光客を取り込みたい地元企業の悩みを聞くことになった。イギリス出身のモリー・マイネさんは、年間10か国ほどを渡り歩くイラストレーターで、旅先で出会った風景をイラストにしてウェブサイトで販売している。観光庁のイベントで、デジタルノマド達は様々な案を出していた。菓子の原材料を取り扱う卸売会社「能崎物産」は、外国人向けに洋菓子を販売しているがあまり外国人に手を取ってもらえないことを相談すると、マイネさんは「もう少し日本っぽさがあるデザインの方がいいかも」などとアドバイスした。そして、マイネさんがパッケージのデザインを考案することになった。マイネさんは自分の足で街を散策し、伝統工芸などに触れてアイディアを集めた。