4大大会で活躍したスペインのラファエルナダル選手が、今年11月の大会を最後に現役を引退すると発表した。38歳のナダル選手は、全仏オープンでは史上最多の14回の優勝を果たすなどクレーコートで強さを発揮し、「赤土の王」と呼ばれた。この夏のオリンピックにも出場したが、近年はコンディションの維持に苦しんでいた。ナダル選手は自身のSNSで「私はプロテニスから引退する。想像以上に長く成功したキャリアに終止符を打つのに、適切な時だと思った」などと述べ、引退を発表した。来月スペインで行われる国別対抗戦「デビスカップ」が、最後の舞台になるという。