米国を訪れている岸田総理大臣は、デラウェア州にあるバイデン大統領の私邸で日米会談に臨んだ。両首脳はともに退任することを踏まえ、今後も両国が自由で開かれた国際秩序の中核を担うグローバルパートナーであり続けることを確認した。このあと、日米豪印4か国によるクアッドの首脳会合が開かれ、岸田総理大臣は4か国がインド太平洋の国々の声を聞き、実践的協力を進めることが重要との認識を示した。会合では地域情勢を巡り意見を交わし、海洋進出の動きを強める中国の動向なども念頭に安全保障協力を強化していくことで一致したものとみられる。