去年12月に16歳未満のSNS利用を禁止する法律が施行されたオーストラリアの今を取材。法律で禁止されるSNSはInstagram・TikTok・X・YouTubeなど10つのサービスで、オーストラリア政府によるとこれまでに470万のSNSアカウントが停止されたという。オーストラリアでは2022年に15歳の少女がSNS上でのいじめが原因で自殺していて、こうしたことから今回の法律施行に至った。オーストラリアのように子どもたちのSNS利用を制限する動きは各国に広まっていて、フランスでは15歳未満のSNS禁止法案が承認されて9月からの施行を目指している。この他デンマークやマレーシアでも導入に向けた検討が進んでいる。一方オーストラリアの子どもたちからは批判的な声が聞かれていて、「子どもの意見を聞かずに大人だけの意見でルールを作ることは間違っている」、「子どもの生活の一部が奪われていることには目を向けていない」、「いじめをしない人やいじめられていない人も巻き込んで規制するのは間違っている」などの意見が出ている。また年齢制限のためにSNSアカウント作成時にAIによる顔の分析から年齢を割り出すシステムについても、精度が高くないことからヒゲを書くなどして規制を突破する事例も相次いでいるという。一方学校現場では構内にSNSが使用できない携帯電話のみ持ち込めるというルールの策定など独自の規制を行っている。
