静岡大学教育学部准教授である加藤英明が「進化は生きる知恵」をテーマに講演を実施。加藤は両生類からカエルなどの写真を紹介し、両生類は皮膚が柔らかく鱗がないことなどが共通特長などと伝えた。加藤は爬虫類からワニなどの写真を紹介し、爬虫類は陸上で生活し、乾燥を防ぐために鱗で守っているなどと解説した。加藤は「子育ての進化」について、爬虫類のワニは子煩悩であり、社会性が高く仲間意識を持ち、集団生活しているなどと説明した。
加藤はイチゴヤドクガエルは奇抜な赤色をしていて毒を持っていながらも子煩悩であり、水中ではなく落ち葉周りの中に卵を生むなどと伝えた。加藤は熱帯雨林は湿度が高く、大きな樹木の枝に着生植物が育つことがあり、着生植物の根本に水がたまりイチゴヤドクガエルはオタマジャクシを水たまりに運んで育てるなどと解説した。
加藤は「逃げ方の進化」について、両生類・爬虫類から特殊な逃げ方をする生き物としてグリーンバジリスクを紹介し、グリーンバジリスクは逃げる際に後ろ足だけを使った二足歩行で川の上を駆け抜けていくなどと解説した。加藤はトビトカゲを紹介し、羽のような肋骨の皮膜を使い滑空して逃げるなどと説明した。加藤は生物たちを自分達の時代で終わらせたくないため生物の進化を見守ることが大切などと説いた。