バスケットボール男子日本代表が確かに近づいた、世界との距離を体感。山下健二郎が観戦したのは、予選3試合目のブラジル戦。前の試合で日本は優勝候補・フランスに4点差で敗れ、この試合は絶対に負けられない状況だった。しかし、日本は52年ぶりの五輪勝利とはならなかった。試合後、日本代表・渡邊雄太選手は「間違いなく成長できた試合。悔しいですけど、次、目指して頑張りたい。」と話していた。観戦した山下健二郎さんは「日本の実力はどんどん上がっている」と感じた。確かな成長を感じた激闘から2か月、さらなる高みを目指し海を渡った河村勇輝選手は、日本選手4人のNBAプレーヤーになった。五輪での悔しさを胸に、河村選手が描く4年後の姿とは。河村選手は「また3年間積み上げていけば、世界との差は必ず縮まる。僕はアメリカでとにかく成長し続けて、日本に帰ってきた時にまたトム・ホーバスHCに使ってもらえるプレーヤーになっていければいい。」と語った。