広木さんはきょうの経済支店に「Sell in May」と挙げ「”5月に株を売れ”という格言が相場にはあるが、これは当たったり当たらなかったりしていたんですが、今年については5月の高いところがあれば株は売った方が良いかなと思ったが、経済視点で話した通りあまりにも内にも外にも不安材料が多く、なかなか強気になれないというのがその理由。ここに来て急に弱気になったんではなく、年初から想定通り5月は売りだなと思っていた。理由は決算発表が出尽くしてしまったのと、材料が出尽くしでなかなか買えない。特に今年はあまり業績が伸びない見通しが出てくると思う。そこに加えて為替がいますごく荒れているので、なおさら投資家は手控えてしまうし、今週はトヨタの決算もあるが、慎重に為替を円高方向の想定レートだとすると下手すると減益で出してくるかもしれない」などと話した。佐々木さんは「二者択一」と挙げ、「最近は経済界やメディアなどから『この円安をどうにかしてくれ』ということで円買い介入があったと思うが、円安は基本的にファンダメンタルズに沿った動きなので、介入では止められないと思うので介入は二者択一の1つではないと思う。”二者”は大幅な利上げか円安要因かということだと思う。基本的に人手不足と賃金の上昇を考えるとなかなか日本ではインフレ率は下がってこないと思っていて、基本的にコストプッシュインフレが続いちゃうんじゃないかなと。そんな中で利上げをしないと実質金利もマイナスのままなので円安が続くということだと思う。一方で大幅な利上げをすると株価は下落してマイナス面もあると思うので、どちらか正直に考えて議論する必要があると思う」などと話した。