- 出演者
- 池谷亨 角谷暁子 平出真有 中原みなみ 広木隆 佐々木融
オープニング映像。
池谷さんは「長期休暇明け、自分も含めて少し気を引き締めていきましょう」などと述べた。
NY株式の値動きを伝えた。利下げ観測は後退から一転、復活が鮮明となっている。注目されたビッグイベント・FOMCと雇用統計の結果を株式市場はいずれもポジティブに受け止め、先週末ダウは、450ドル上昇。FRBによる年内の利下げ期待を支えに勢いは続いた。今週、主要な経済指標の発表はなく、投資家はハマスが休戦案に同意の情報が伝わる中東情勢やウォルト・ディズニー、アームなどの決算から材料を探ることになりそう。セクター別騰落率は情報技術、通信、金融が上昇、不動産がわずかに下落。為替の値動きを伝えた。
米国の食肉加工大手・タイソン・フーズ1月−3月期決算は売上高が1年前から減少、市場予想を下回った。相次ぐ値上げで低所得者層を中心に買い控えが広がっているとしている。そのうえで4−6月期の業績が例年より弱くなる可能性を示した。これを受け株価は6日、5.7%下落した。
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リッチモンド連銀・バーキン総裁は6日、現在の政策金利の水準でインフレ率は目標の2%に減速できるとの認識を示した。米国の労働市場が強いため、利下げの判断にあたってインフレ率が2%に向けて減速しているかどうか「確信を得る時間がある」としている。バーキン総裁は今年のFOMCで投票権を持っている。
FRBが6日に発表した1−3月期銀行融資担当者調査によると、調査対象86行のうち、企業向け融資の貸出基準を「厳しくした」と回答した銀行は15.6%と前期から増加。約8割の銀行は「貸出基準を変更していない」と回答。企業の借り入れ需要を示す指数は−26.6と7四半期連続で需要が弱まっていることがわかった。
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大和証券キャピタルマーケッツアメリカ・シュナイダー恵子さんが解説。シュナイダーさんは「1日のFOMCでパウエル議長が年内利下げの旗を降ろさなかったことから長短金利が大幅に低下。発表された4月雇用統計は雇用者数の伸びが程よい減速を示し、賃金も予想を下回るとソフトランディング期待が再浮上し、ダウは450ドル上昇。自社株買いを承認したアップルが6.0%上昇したほか、決算で肥満症治療薬の好結果を発表したアムジェンが急騰し、この2銘柄でダウを300ドル近く押し上げた。本日は資金流入が続いている。アナリストが強気な見方を示したマイクロン・テクノロジーをはじめ、エヌビディアなど半導体株が堅調で、ITセクター中心に幅広く買われた」などと述べた。ここからのマーケットで投資家は何に注目している?。シュナイダーさんは「15日発表の4月の消費者物価指数と小売売上高。先週発表の4月ISM製造業景気指数とサービス業景気指数は、おいずれもこう具教の分かれ目の50を下回ったが、物価を示す支払価格は予想を大幅に上回り、インフレへの警戒感は残る。小売売上高は3月に大きく上振れたが、記録的な温暖気候やイースターが3月だったことが押上げ要因とみられ、4月は通常波にスローダウンすると予想されている」などと述べた。
金利・商品・欧州株式・株式先物の値動きを伝えた。
ハマスがイスラエルとの休戦案に同意。広木さんは「ハマスは同意したがイスラエルは不満ということでこれだけではどうにもならない。問題は小康状態。イスラエルとイランとの対立構図まで発展しているだけに、最終的に落ち着かない限りはマーケットに不安がくすぶり続ける。米国の大統領選などにも影響があるため引き続き要注意」などと述べた。佐々木融さんは「一時リスクオフでドル買いとの形でドルが上昇していたこともあるが、基本的にドルの上昇は米国の利下げ期待の後退、金利上昇でドルが買われてきたことが大きい。マーケットはこの問題に反応していなかったのでは。そのあたりは不思議だが、そういう状況になっても今のところは影響はないのでは」などと述べた。
きょうの為替は。佐々木さんに聞く。ドル円予想レンジ:153.40円~155.00円。佐々木さんは今後の介入について「しばらくないんじゃないかなと思ってます」などと話した。注目ポイント:介入とファンダメンタルズ。佐々木さんは「基本的にこの円安という流れというのはファンダメンタルズに沿ったもの」「介入で円高になったというかはアメリカの金利が下がって日米の金利差が縮小してドル円が下落したということも言えるので基本的には結局はファンダメンタルズが重要」などと話した。
10年国債の値を伝えた。
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上海総合指数、世界の株価(6日)、株式先物の値を伝えた。
きょうの株は。藤代さんに聞く。日経平均予想レンジ:38600円~39000円。注目ニュース:日本株のけん引役を再点検。藤代さんは「半導体関連銘柄に注目です。半導体関連製品の出荷在庫バランスを見ますと明確な上向き方向の動きが確認できます」「PBR1倍割れ企業の動向に注目です。PBR1倍割れの企業数、この1年で大きく減少したとは言え90社程度とかなり多い状況にあります。投資家の要求に見合った利益を稼げていない、成長期待の乏しい企業。あるいは現金を多く貯め込んだり政策保有株を多く抱えたりといった資本効率の良くない企業がまだ沢山存在している。ただこれらの銘柄は改善の余地が大きいと捉えることもできます。特に自社株買いに注目しています」などと話した。
岸田総理は昨日、自民党の政治刷新本部の鈴木馨祐参議院議員らと総理公邸で、政治資金規正法の改正について協議し、与党案の早期取りまとめに向け作業加速を指示した。公明党とは制作活動費の使い道の公開などで隔たりがあり焦点となっている。
EUは6日、ベルギー・ブリュッセルで、ウクライナとヨーロッパの防衛産業協力を強化する「EUウクライナ防衛産業フォーラム」を開いた。フォーラムには防衛産業関係者など、約350人が招待されビジネスマッチングの機会が設けられた。防空システムやミサイルなどの不足により、ウクライナの劣勢が伝えられる中、ウクライナの防衛産業を支援しロシアに対する反転攻勢を長期的に支える狙い。
北朝鮮の国営メディアは北朝鮮で5日、警察末端組織にあたる「文駐所」の所長を集めた会議を開催、金正恩朝鮮労働党総書記が出席したと伝えた。会議開催は約11年半ぶり。北朝鮮では法律で韓国文化の拡散を反体制的な行為と規定して流入を警戒する中、社会監視を強化する狙いがあるとみられる。
国内・任天堂、川崎汽船など決算発表。オーストラリア準備銀行が政策金利発表、アメリカ・3月消費者信用残高発表などきょうの予定を伝えた。
広木さんはここまでの決算について「いい決算」とし、プライム上場の3月決算企業210社について、経常利益や為替と商品価格の期中平均などを説明「今年は原価のところがどうなるか非常に為替も商品価格も注目」などと話した。佐々木さんはオーストラリアの政策金利について、先物市場が織り込む豪中銀政策金利などをチャートで説明「予想が上方修正される可能性あるのかなと、オーストラリアドルも上昇することになるのでは」などと話した。
全国の天気予報を伝えた。