大和証券キャピタルマーケッツアメリカ・シュナイダー恵子さんが解説。シュナイダーさんは「1日のFOMCでパウエル議長が年内利下げの旗を降ろさなかったことから長短金利が大幅に低下。発表された4月雇用統計は雇用者数の伸びが程よい減速を示し、賃金も予想を下回るとソフトランディング期待が再浮上し、ダウは450ドル上昇。自社株買いを承認したアップルが6.0%上昇したほか、決算で肥満症治療薬の好結果を発表したアムジェンが急騰し、この2銘柄でダウを300ドル近く押し上げた。本日は資金流入が続いている。アナリストが強気な見方を示したマイクロン・テクノロジーをはじめ、エヌビディアなど半導体株が堅調で、ITセクター中心に幅広く買われた」などと述べた。ここからのマーケットで投資家は何に注目している?。シュナイダーさんは「15日発表の4月の消費者物価指数と小売売上高。先週発表の4月ISM製造業景気指数とサービス業景気指数は、おいずれもこう具教の分かれ目の50を下回ったが、物価を示す支払価格は予想を大幅に上回り、インフレへの警戒感は残る。小売売上高は3月に大きく上振れたが、記録的な温暖気候やイースターが3月だったことが押上げ要因とみられ、4月は通常波にスローダウンすると予想されている」などと述べた。