トヨタ自動車とNTTは、交通事故を減らすためAI(人工知能)や次世代通信などを活用し、車を自動で制御するシステムを開発する。車のカメラやセンサーが収集した走行中のデータを、AIがリアルタイムで分析し、事故が起こる可能性を予測した場合は、ハンドルやブレーキを自動で操作する。両社は研究開発に数千億円規模の資金を投じ、2028年をめどに実用化を目指す。開発したシステムは国内外の自動車メーカーにも販売する計画。両社は、2020年に最先端都市・スマートシティ構想で資本業務提携しているが、今回の連携強化により、世界で競争が激化する安全技術の開発分野で存在感を示せるか注目される。