トヨタ自動車とNTTは、自動車の事故を未然に防ぐためAI(人工知能)や次世代の通信ネットワークなどを使った運転支援技術の高度化に共同で取り組むことを正式に発表した。NTTが開発したIOWNと呼ばれる次世代の通信ネットワークなどを使って車やインフラから大量のデータを収集し、AIが分析などを行うことで事故防止につなげるとしている。具体的には出会い頭の事故防止や高速道路でのスムーズな合流といった運転支援などに活用する。2028年ごろから社会実装を始め、2030年以降の普及拡大を図るとしていて両社で5000億円規模の投資を行う計画。両社は4年前に資本提携し最先端の街づくり「スマートシティー」の構想の推進に向けて取り組んでいて開発競争が激しくなる安全技術の分野でも連携を強めることになった。