恐竜研究の世界的な権威のフィリップ・カリー博士はカナダの荒野で発掘調査をしてきた。そこで新しい仮説を生み出す発見をした。それはティラノサウルスの仲間、アルバートサウルスの集団化石の発見。1箇所から10頭以上がまとまって見つかった。世界中でこういう化石が見つかっており、ティラノサウルスは群れで生きていた可能性が高いという。この群れこそがティラノサウルスの強さの秘密だという。フィリップ・カリー博士はティラノサウルスはライオンのように共同で役割分担をして獲物を襲っていたと考えているという。カリー博士は子供と大人の体型のに目をつけ、細身で足の早い子供と体格のよい大人との組み合わせで、子どもが獲物を噛む力の強い大人のところへ追い立てて効率的に獲物を仕留めていたのではないかと考えているという。その狩りの様子をCGで紹介した。ティラノサウルスの赤ちゃんの体調は数メートルほど。群れで過ごしていたティラノサウルスは赤ちゃんに捕らえた獲物を与えたり子育てまでもしていたと考える研究者もいるという。
