2025年7月24日放送 21:54 - 23:10 テレビ朝日

報道ステーション

出演者
松岡修造 小木逸平 大越健介 ヒロド歩美 下村彩里 安藤萌々 所村武蔵 細川栞 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
“災害級暑さ”命を守る行政対策

京都・福知山市ではことしの全国最高となる39.4℃を記録。北海道は18地点で観測史上最高の気温を記録。命の危険に関わる暑さに自治体が対策に乗り出している。市から突然の要請を受けた民生委員が安否確認を急ぐ。クーリングシェルターへの送迎を始めた自治体も。

“災害級暑さ”40℃迫る北海道

北海道帯広市にある気温計は暑さのためか明かりが消えた。北海道できょう、1番の暑さとなったのは北見市。市内で39.0℃を記録したのは観測史上初。異例の猛暑から命を守るため、各地で行政が動き始めている。民生委員の橘井さんのもとにおととい、市から高齢者の安否確認をお願いするLINEが届いた。人口5000人足らずの鹿追町。町の保健福祉サービスの拠点はいま、クーリングシェルターとして開放されている。自宅からの送迎は、高齢者福祉に携わる職員の提案から始まった町の新たな取り組み。

あすも災害級暑さ 命守る行動を

あすも北海道は厳しい暑さになりそう。特に北海道は熱中症に警戒が必要。都道府県ごとの熱中症搬送者数(環境省「熱中症環境保健マニュアル2022」より)を見ると、他の県は気温が32℃から33℃くらいから増え始めているが、北海道は27℃を超えた段階で増え始め、他の県よりも急増している。特に高齢者は、自助、共助、公助を意識して暑さから命を守る行動を。

麻生元総理“辞任促す”

午後、参院選で当選したお礼のため石破総理を訪ねたという鈴木宗男氏は、総理は一にもニにも国益と国民生活を守る。政治空白を作ってはいけないという強い信念を感じた」と述べた。話は娘の貴子氏らが求めている退陣論にも及んだそうだが、「総理は淡々としていた」という。ただ、石破総理の包囲網は日に日に狭まっている。きのう開かれた石破総理と総理経験者3人の会談。「出処進退の話は一切出ていない」と説明した石破総理だが、出席者から実質的に辞任を促す発言があったことが明らかになった。岸田前総理は「最低限、党の分裂は避けないといけない。みんなの声を聞いたうえで見通しを示すことが必要だ」。より厳しい言葉を放ったのが麻生最高顧問。「石破自民党では選挙に勝てないことが明らかになった。対応を考えなきゃいけない」。それはかつて自身が弓を引いた相手。遡ること16年、当時、石破総理は農水大臣として麻生内閣に身を置きながら、都議選の大敗で一気に火がついた麻生降ろしの先頭に立っていた。要求したのはいまの中堅・若手議員が求めているのと同じ、両院議員総会の開催。結局、当時の執行部が開いたのは両院議員懇談会。総会とは異なり、議決権がないため、不満のガス抜きの場にしかならなかった。直後の衆院選は大敗し、政権交代を引き起こす。当時の石破総理は執行部批判を繰り返した。石破総理は総会を求める動きに先手を打つかのように、懇談会の開催案内を議員に通知している。先ほど、石破総理が取材に応じた。進退については「引き続き全力を尽くして参りたい」と述べた。

日米関税合意に「防衛装備品」

石破総理が続投の理由の1つとしていた関税交渉。アメリカ側が合意内容を発表。そのリストの中には日本が購入するものとしてコメやトウモロコシなどの農産品や航空機に加え、防衛装備品も含まれていることが分かった。当初の4000億ドルから5500億ドルに引き上げられたとされるアメリカへの投資。ホワイトハウスが「ファクトシート」とする文書を発表。日本がアメリカ産のコメ輸入を75%増やすこと。トウモロコシや大豆、バイオエタノールなどを1兆2000億円分、ボーイング社の航空機100機購入することなど。2つ気になる記載もある。アメリカ製の防衛装備品を毎年数十億ドル追加購入すること。トランプ関税を巡って交渉が繰り返される中、日本の立場は「関税の交渉と安全保障の問題をリンクさせるべきではない」だった。赤沢大臣も、「合意には防衛費に関する内容は含まれていない」と述べていた。防衛費関連は含まれないとする日本。日本が防衛装備品を巨額購入するというアメリカ。防衛力整備計画とは、3年前に閣議決定された国家防衛戦略に基づくもの。5年、10年単位で防衛力を強化する計画。その中には、トマホークミサイルやF35などアメリカ製兵器の購入も盛り込まれている。もともと予定していた兵器購入をテコにトランプ関税の引き下げを実現したということだろうか。期限が迫る中、関税25%から15%へ引き下げることはできた日本政府。ただ、ベッセント財務長官は、トランプ大統領が不満であれば関税は25%に戻るとしていて、先行きは予測不能。企業はどう受け止めているのか。経団連の夏季フォーラムに集まった経営者たちに聞いた。パナソニックHD・楠見社長は「皆様に感謝したい」とした上で「15%でも非常に重たい」という。自動車は4月に25%の追加関税が発動されていたが、15%になる。トヨタ自動車・佐藤社長は「大きな影響を少し軽減することができたという理解はしている。15%はまだまだ影響は大きい」などと述べた。伝統的酒造りがユネスコの無形文化遺産に登録され、アメリカでもブームとなっている日本酒。日本酒の関税はこれまでごくわずかだったが、それが15%になる。税率が決まったことは良かったとしながらも、獺祭・桜井社長は「値段を抑えるためにはメーカー側が泣くか、値段を上げていくかという選択肢。もしくは卸売業者が持つか」などと話した。

「追加購入」“強調”真意は

ホワイトハウスは関税交渉の合意内容に関するファクトシートを発表。アメリカ産のコメの輸入量を直ちに75%増加。年間77万トンのミニマム・アクセス米の枠は維持したまま、アメリカからの割合を増やす。トウモロコシや大豆など80億ドル相当(約1兆2000億円)を購入。ボーイング社の航空機を100機購入。戦闘機やミサイルなどアメリカ製防衛装備品を毎年、数十億ドル追加購入。赤沢大臣は「すでに決定している防衛力整備計画等に基づく考え方をアメリカ側に説明」と、あくまでも計画の範囲内と強調。防衛白書によると、防衛装備品などの予算は2023年は1兆5000億円。その後、毎年1兆円規模の予算が組まれている。元防衛事務次官・黒江哲郎氏によると、数十億ドルは計画の範囲内だと見立てている。そのうえで「アメリカは『日本はこれだけ譲歩したんだ』と他国との交渉を優位に進めるために強調している」、国内外に向けたアピールの面が強いと説明。一方で懸念も。防衛装備品をどう調達するのかは日本政府が判断するもの。アメリカ側が交渉のテーブルに乗せたことで、日本の防衛力整備計画に、今後アメリカ政府が介入してくる懸念もあるという。

初公開「ジャングリア沖縄」

沖縄本島北部の今帰仁村に誕生する大規模テーマパーク「ジャングリア沖縄」が、あすグランドオープンを迎える。沖縄観光のさらなる起爆剤として期待されているが、その全貌が公開された。元々ゴルフ場だった場所に作られたテーマパークは、アトラクションの建物を複数建てその中で楽しむ従来のテーマパークとは違い、自然の中に溶け込ませることに力を入れたという。沖縄北部は空港がある那覇からは遠く、知られた観光地が少ないエリア。これまで何度かテーマパーク建設の計画が持ち上がったが、実現には至らなかった。その頃から関わり続け、北部経済の発展のためという思いを10年以上持ち続けていたのが、ジャングリアを手掛けた森岡毅CEO。目指すのは北部に観光業の要を作り、需要を喚起すること。すでにジャングリアにつながる道路の整備が進んでおり、数年後には都市部から新たな道路がつながる予定。森岡CEOは「高速道路や鉄道、空港などが北部に整っていくためには、まず北部に人が集まる需要を作らないといけない。このテーマパークがうまくいけば、変化の起点にはなれるだろう」などと語った。需要を呼び込む売りの一つとなるのが、大自然と恐竜の共演。リポーターが案内されたのは、恐竜の再生を担う施設。そこでは何やら緊急事態が起こっていた。

沖縄県今帰仁村に誕生するテーマパーク「ジャングリア沖縄」内の「ダイナソー サファリ」は、肉食恐竜・ティラノサウルスが逃走した世界。参加者は応援部隊の一員になって、18頭の恐竜が住むエリアへと向かう。道中ではトリケラトプスやアンキロサウルスなどの恐竜の姿がみられ、ティラノサウルスに出会うまで部隊の任務は続く。

最凶恐竜“T-REX”から逃げよ

あす開業する「ジャングリア沖縄」から中継。リポーターの所村武蔵は「ティラノサウルスをずっと探しているが見つからない」などとコメントした。シェルターへ誘導されると、近くにティラノサウルスが出現。隊長が襲われる中、慌てて避難する様子を伝えた。

あす開業する「ジャングリア沖縄」を紹介した。

駅構内 事務室から出火

午後4時半ごろ、JR水戸駅の職員から「事務室から火が出た」と消防に通報があった。警察などによると、イベント用に充電していたポータブル電源から出火したという。駅職員が消化器を使って火を消し止め、けが人は出なかった。この火事の影響で、JR常磐線などが一部区間で一時運転を見合わせた。

タイとカンボジア 衝突激化

タイ軍などによると、けさ国境付近にあるコンビニエンスストアがカンボジア軍の砲撃を受け6人が死亡した。また国境地帯の別の場所にも攻撃があり、これまでに死者は12人にのぼっている。タイ軍は「民間人を狙った攻撃は非人道的行為だ」と非難していて、「戦闘機でカンボジア軍の拠点を破壊した」と発表した。両国の間では2か月前から係争地をめぐって衝突が続いてきたが、ここ数日応酬が激しさを増している。

(気象情報)
気象情報

テレビ朝日屋上の中継映像を背景に全国の天気予報を伝えた。日本付近には台風7号に加え、8号と9号が発生した。台風8号が近づく沖縄では、週明けにかけて荒れた天気になるおそれがある。台風9号は週明けに小笠原諸島に近づくおそれがある。

(スポーツニュース)
優勝争いへ“のこった のこった”

大相撲七月場所は12日目、優勝争いは大混戦。トップは2敗の4人で、3敗で追うのは横綱・大の里をはじめ6人。2敗の一山本と大の里が対戦し、大の里が引いて一山本が勝ったように見えたが物言いがついた。協議の結果同体取り直しとなり、大の里が押し出しで勝利し優勝争いに踏みとどまった。一方2敗の新入幕・草野は若隆景と対戦し、より倒されて3敗目を喫した。13日目の注目の取り組みは、2敗の琴勝峰が3敗の大の里、2敗の安青錦と3敗の一山本が対戦する。

この後の内容の説明

先ほど終了したプロ野球オールスターゲーム第2戦は激しい打ち合いとなった。高校野球は青森、岩手、熊本で夏の甲子園の代表校が決定。ドジャース・大谷翔平がきょうも1発を放ち、5試合連続ホームランとなった。

5戦連発!夏の空にかかるアーチ

ドジャースタジアムで、ドジャースとツインズが対戦。ここ4試合で4ホーマー、9打点と波に乗っている大谷翔平はいきなり初回にホームランを打ち、球団タイ記録となる5試合連続ホームランを達成した。連続ホームランの軌道は全てセンターからレフト方向で、ナ・リーグ本塁打数の単独トップに立った。9回、1点を追うドジャースは2アウトランナー1塁で大谷が申告敬遠。その後満塁となり、フリーマンのヒットでドジャースが劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

白熱の夏ドラマ 勝負のゆくえは

第107回全国高校野球選手権青森大会決勝で、弘前学院聖愛と八戸学院光星が対戦。弘前学院聖愛が9回に同点に追いつくと、打線が繋がり一挙5得点で6対3と試合をひっくり返した。しかしその裏、今度は八戸学院光星が脅威の粘りで1点差に迫った。しかし弘前学院聖愛がしのぎ、4年ぶりに青森の頂点に立った。

甲子園へ 夏の切符を掴むのは

岩手大会決勝は大谷翔平の母校・花巻東が盛岡大付を振り切り、3大会連続の甲子園出場を決めた。熊本大会決勝は東海大熊本星翔が有明を下し、2年ぶり4回目の出場を決めた。

マイクとバットでパフォーマンス

マイナビオールスターゲーム第2戦が横浜スタジアムで行われた。パ・リーグの先発は西武の今井達也。今年のオールスターは選手がマイクを着けてプレーしているが、今井と同学年のDeNA・牧秀悟が会話をしながら対決した。パ・リーグは4回に日本ハム・清宮幸太郎がホームランを打ち、8対1と大きくリードを広げた。セ・リーグは4番手でヤクルト・大西広樹がマウンドに上がり、解説の松坂大輔からキャンプで教わったというスライダーで空振り三振を奪った。巨人・吉川尚輝、阪神・佐藤輝明、近本光司、オリックス・頓宮裕真がホームランを打ったが、パ・リーグがセ・リーグに勝利した。

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