2025年7月17日放送 22:00 - 23:16 テレビ朝日

報道ステーション

出演者
小木逸平 大越健介 ヒロド歩美 下村彩里 安藤萌々 所村武蔵 細川栞 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
四国で線状降水帯発生の恐れ

きょう、西日本各地で大雨となった。昼前から活発な雨雲がかかり続けたのが東海地方西部。局地的に非常に激しい雨が降った。三重県桑名市では3時間雨量が観測史上最大の144.5ミリ。市内では幹線道路が川のような状態に。大雨のため、東海地方では新幹線やJR在来線、私鉄が一時運転を見合わせた。愛知県津島市でも市内のあちこちが冠水。名鉄・津島駅周辺にもかなりの水が押し寄せた。愛知県一宮市では住宅街の道路が冠水。雨雲は東海地方西部の南北に連なり、愛知、岐阜、三重の各地で激しい雨となった。JR岐阜駅の構内では雨漏りが発生。岐阜県と三重県には一時、土砂災害警戒情報が出された。岐阜市によると、床上浸水1件、床下浸水8件、道路冠水15件が発生したが、人的被害はないという。徳島県ではきょうの夜遅くにかけて、高知県ではあすの明け方にかけて線状降水帯が発生する恐れがある。高知市から中継で今の様子を伝えた。

あすにかけ大雨災害発生の恐れ

気象予報士が、この後の雨について解説した。高知県ではあすの明け方にかけて、徳島県では今夜遅くにかけて、線状降水帯が発生する恐れがある。3連休は各地で猛暑日。

家庭に“40%節水”呼びかけ

今、新潟県上越市の家庭では、普段の40%もの節水が求められている。上越市内で最も大きい城山浄水場からはほとんど水が届けられていない状態。上流にある発電所とダムの間でトラブルが起きたのは4月。ダムから水を引く配管が破損し、城山浄水場に水が送れなくなった。その間も市は別のダムからの供給量を増やして対応にあたったが。例年なら80%以上の水をたたえている正善寺ダム。今日の貯水率は24%。もう1つのダムからの供給が止まったため、ここから大量の水を送り続けたのが最大の要因。上越市はおととい、31年ぶりの渇水対策本部を設置して、市民に節水をお願いすることにした。節水の大正は約4万6000世帯、10万人あまり。気がかりなのは先が見通せないこと。上越市ではこの梅雨、平年の2割ほどしか雨が降っていない。この先もしばらくまとまった雨はなさそう。水田には影響が出始めている。

7人逮捕 被害者は骨折や熱傷

東京都板橋区・高島平警察署には次々と男たちが連行されてきた。逮捕された7人全員が地元の友人で容疑は逮捕監禁致傷。被害者は30代の男性。容疑者らは男性をトランクルームなど複数の場所で3か月ほどにわたって監禁。その間、食事は2日に1度程度だったという。被害者の男性が受けた暴行は殴る蹴るだけでなく、ハサミやドライバーで刺す、熱したフライパンを押し当てたり、ライターであぶるなどの壮絶なものだった。主犯格の容疑者と被害者の男性は、リフォームの取り引き関係にあった。内装の依頼を受けた男性が容疑者に発注したが、顧客から「壁のクロスが浮いている」とクレームが出たためやり直しが発生した。容疑者は再三のやり直し要請を拒否し、男性を拉致監禁し内装費数十万円に上乗せした額を回収したという。これが1回目とされる拉致監禁で、すぐに2回目が。男性をもう1度さらい、レンタルルームや貸し会議室、民泊などを転々とさせながら200万円を奪ったという。男性は借金をしたり保険を解約するなどして200万円を工面したという。そんな状態が続いていたが、容疑者は4月30日に運転する車でタクシーと衝突事故を起こし現場から逃走。車にはさらわれていた男性が残されていた。主犯格とされる容疑者は、取り調べに対し認否を留保。その他の容疑者は黙秘ないし否認しているという。

確かめて、選ぶ。
揺れる農業票 新潟選挙区

3日後に投開票を迎える参議院選挙。きょうは1議席を争う新潟選挙区について伝える。新潟は日本一の米どころで、農村地域は元々自民党の支持基盤とされる。しかし令和の米騒動をきっかけに状況は大きく変化し、農家の票をめぐって激しい選挙戦となっている。立憲民主党の野田代表は現職候補の応援に立ち、備蓄米をめぐり「いざという時の備えをどんどん出して、足りなくなってきたら輸入米に頼るのか。食料自給率を上げることなんかできなくなる」などと政府の姿勢を批判した。2期目を目指す打越さく良候補は、党が打ち出す戸別所得補償制度などの農業政策を強調していた。対する自民党の石破総裁は、「民主党政権の時に基盤整備費が大きく減らされた」などと過去の農政を批判。新人の中村真衣候補も農政改革を呼びかけた。

立憲民主党の打越さく良候補の脇を固めるのは、黒岩宇洋衆院議員などの同僚議員。立憲は去年の衆議院議員で、県内5つの選挙区全てで勝利。この日は西村智奈美衆院議員の地元の佐渡市を2人で回った。田んぼが広がる農村部では、農家が選挙カーへ手を振っていた。米農家との会話では、農業の大規模化を掲げる政府への不満が出ていた。立憲は農地を維持するための交付金として、0.1haの田んぼにつき2万3000円を支給する政策を唱えている。対する自民党が擁立した新人の中村真衣候補はシドニー五輪の銀メダリストで、東京大会では聖火ランナーを務めた。30年来の親友だという岩崎恭子や岡崎朋美などスポーツ界のレジェンドも続々と駆けつけ、総力戦を展開している。中村候補はJAの前で50人ほどの農家らを前に演説し、所得の保障を広げつつコメの値上がりを食い止めるため、流通経路を見直すことなどを掲げていた。演説を聞いた米農家が期待するのは、小泉改革。小泉大臣も応援に駆けつけ、「生産者が安心して増産に取り組め、消費者が安心して米を買える、そういった方向に必ず両立させていく」などと述べた。JA新潟の政治団体は自民党候補を推薦しているが、JA新潟中央会の伊藤能徳会長は「最終的には生産者の皆さんが判断すること。あまりにも次々と備蓄米を出して、生産者に不安を与えているという面がある」などと述べた。1人区になった2016年以降、参院選では自民が1勝、野党系候補が2勝。いずれも僅差で勝負が決まっており、この選挙区では毎回激戦が繰り広げられている。その与野党対決に割って入るのが参政党の平井恵里子候補で、第1次産業に従事する人を公務員化することを公約に掲げコメの増産を訴えている。NHK党からは新人の原田公成候補が、農業法人の参入拡大などを訴え出馬している。

戦後80年 記憶が歴史になる前に
戦時中最悪の台風被害

戦時中の日本を襲った周防灘台風は、死者・行方不明者1158人と最悪の被害をもたらした。ここまで被害が広がった理由は、伝えられるべき天気予報が日本軍によって禁じられたから。

当たり前の天気予報が…

東京・虎ノ門にある気象庁には、限られた人しか立ち入ることができない部屋がある。その中には、150年分の観測データを始めとする貴重な資料が残されている。最初に作られた天気図を見てみると等圧線が2本しか書かれておらず、今と比べると非常にシンプルなもの。そしてその天気予報が新聞に掲載されるようになり、当時も今と同じように生活の一部になっていた。しかし1941年の朝日新聞を見ると、12月8日まで掲載されていた天気予報が翌日から消えていた。戦時中に山形測候所に努めていた元技術員の梛野栄司さんは、当時を知る人物の1人。人の命を守るための天気予報だったが、戦時中に梛野さんたちは軍から「書いた予報は一般には出さない」との命令を受けていた。気象報道管制が太平洋戦争の開戦と同時に日本軍から出され、天気や風向きなどを伝える天気予報は敵に有利な情報を与えることになるとしてすべて軍事機密となった。軍が秘密にしたことで、周防灘台風の大災害が起こった。1942年に日本のはるか南で発生した台風は、約1週間後に九州を直撃した。今で言う猛烈な勢力に匹敵するほど発達した台風で、勢力をほとんど落とすことなく列島を襲った。軍が情報を隠した結果多くの住民が台風の情報を知らされず、避難が間に合わなかったという。小学生の時にこの台風を経験した、山口県宇部市に住む大亀恆芳さんは「地区全体で300人以上が亡くなっている。情報があったらみんな生きているのではないか」などと語った。山口県だけで700人以上の犠牲者が出たのは、台風が真夜中に接近し高潮が起こったためだった。実は当時気象庁は、この台風で甚大な被害が出ることを予想していた。戦時中に周防灘台風についてまとめられた資料には、甚大な被害が予想される場合のみ発表される「特令暴風警報」の文字があった。しかし周防灘台風が接近しても日本軍が発表を禁じていたため、この情報は誰にも届かなかった。先月101歳で亡くなった気象学者の増田善信さんは戦前から気象庁に勤め、終生後悔の念を忘れずにいたという。増田さんは気象庁を退官後、原爆が引き起こした黒い雨を研究し全国で講演会を行った。かつて天気予報がなくなった時代を知る気象学者が後世に伝えたかった言葉が、「天気予報は平和のシンボル」だった。

後世に伝えたい 元予報官の願い/気象庁“台風情報”改善へ

気象学者の増田善信さんについて、取材スタッフが2月に会っていたが正式なインタビューをお願いする前に先月101歳で亡くなったという。スタッフが会った際、増田さんは「平和の象徴でもある天気予報をこれからもずっと守り続けてほしい」と何度も語っていたという。命にも大きく関わる天気予報だが、情報の精度をより高める動きが進んでいる。きょう気象庁では、台風の情報を今よりわかりやすくきめ細やかに届けるための検討会が開かれた。24時間刻みで出ている進路を6時間毎に細かく出すことで、より早い段階での警戒を呼びかけることができるなどの改善案が出ている。そのほかにも様々なアイディアがあげられており、今後観測の強化や技術開発で実現を目指すとしている。

(ニュース)
イスラエル シリア首都を空爆

テレビの中継中に突然の爆発。イスラエル軍がシリアの首都ダマスカスを空爆し国防省の本部と大統領府が標的となった。これまでに3人が死亡し34人が負傷。イスラエルが保護を掲げたドルーズ派はイスラム教の一派で約15万人がイスラエル国内にも居住し兵役につくほど良好な関係にある。このドルーズ派は民族間のトラブルをきっかけにシリア南部で暫定政府と衝突していた。こうした理由で保護を理由にシリアを攻撃するイスラエル。シリア側は猛反発している。

(スポーツニュース)
横綱 大の里 勝利へ一直線

連敗は避けたい新横綱大の里は前頭二枚目阿炎と対戦。押し出しで大の里が勝利した。圧倒的強さを見せ1敗をキープ、4勝目となった。

安青錦 今場所2度目の妙技

ウクライナ出身、前頭筆頭の安青錦はここまで全勝の関脇霧島と対戦。激しい張り手の応酬、積極的に攻めていくと決まり手は「内無双」。安青錦は今場所2度目の内無双で4勝目をあげた。

シダマツ 国内最後の大会で

バドミントン・ジャパンオープンの会場には8月にペア快勝を発表した志田千陽・松山奈未の「シダマツペア」を見に多くのファンが詰めかけた。11年かけ培ってきたコンビネーションは今日も抜群、 2-0で勝利しベスト8進出を決めた。

苦境のなか 日産自動車の挑戦

経営難の中ことし悲願の復活を遂げた日産自動車の野球部。都市対抗野球大会 西関東予選 第2代表決定戦で東芝と対戦。日産自動車追浜工場はおととい2027年度末をもって閉鎖が発表されたばかりだった。試合は7-2で東芝が勝利するも16年ぶりの挑戦に会場からは惜しみない拍手がおくられた。

窮地の日本 救うか攻守の要

バレーボールネーションズリーグ予選ラウンド第10戦。日本VSアルゼンチンの試合では今シーズンベストレシーブを獲得した高橋藍がその実力を見せた。日本のエースが攻守で存在感を見せ、3-2で接戦を制した。

相手は見ずとも NBA夢見て

NBA契約を目指し若手や各国の招待選手などが参加するNBAサマーリーグ。河村勇輝はシカゴ・ブルズの一員として参戦。僅か1分間で3つのアシストや自ら3ポイントシュートを決める。2シーズン連続でNBAの舞台へ猛アピールした。

劇的バスケ人生 自信掴んだ4年間

河村勇輝の出場も期待される来月行われるアジア杯。未来を担う若手選手の活躍が重要だが、中でも注目はジェイコブス 晶(21)。パリ五輪代表にも選ばれ、トム・ホーバスヘッドコーチも目を見張る成長を遂げている。豪快なダンクにスリーポイントも打てる、なんでもこなせるオールラウンド。ジェイコブスにとってこの4年間はまさにドラマだった。父はアメリカ人、母は日本人、横浜で生まれ生後程なくしてアメリカへ移住。しかし16歳のときコロナ禍でバスケができなくなる事態となり、冬休み祖母が住む日本に渡った。日本ではバスケができることを知り短期滞在からそのまま日本移住を決断した。次の五輪は生まれ育ったロサンゼルスのためどうしても出たいと話しており、だからこそ来月行われるアジア杯はしっかりと結果を残したいと強く語っていた。

追いかける場面 チャンスで4番

ヤクルトVS巨人。ヤクルトはけが人が多い中オスナが全試合先発出場、その主砲が同点タイムリーを放つと8回に代打宮本丈がタイムリー内安打、勝ち越しに成功する。3-2でヤクルトはチーム一丸で勝利を掴み取った。

雨中の熱戦 大飛球の行方

広島✕DeNA。広島は2回モンテロが2試合連発となる3号ソロで先制する。その後DeNAに追いつかれるも5回で再びモンテロ、大きな当たりもあとひと伸び足りず。その後試合は降雨コールドとなり、1-1の引き分けとなった。

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