世界水泳が3日後から始まるが、今回日本代表のキャプテンを務める池江璃花子に松岡修造が迫った。池江は日本選手権で本命種目の50mバタフライで4連覇を達成し、100mバタフライと合わせ世界水泳代表を勝ち取った。長く患ってきた白血病は去年完全寛解を迎えたが、体調を崩しやすいなどの影響はまだ抱えているという。去年のパリ五輪では100mバタフライで準決勝敗退と、満足行く結果ではなかった。松岡は「パリ五輪後に1回休むかと思った」と話したが、池江は「泳ぎたい気持ちが強かった」などと語った。去年から拠点をオーストラリアに移し今年2年目を迎えた池江は、移動や宿泊の手配、現地での運転も手慣れたもの。試合に出る際は1人でケアをして臨むことも少なくないが、「自分が選んだ道」だと池江は語った。2028年のロス五輪で、池江が得意とする50mバタフライが初採用となった。池江は50mを強化するため、5月にモナコでスピードトーナメントに出場。決勝までの5レースを、池江は3本連続でトップ通過を決めた。優勝した2018年以来7年ぶりの決勝ではタッチの差で敗れたが、国際大会の舞台で確かな手応えを掴んだ。