福島第一原発では汚染水を処理したあとに残るトリチウムなどの放射性物質を含む処理水が1000基余りのタンクに保管されていて、東京電力はおととし8月から基準を下回る濃度に薄めたうえで海に放出している。放出に伴って保管用のタンクの一部が空になり、東京電力が解体を始めた。今日は1基目の天板を大型のクレーンで取り外す作業が行われている。処理水の保管タンクの解体は放出開始からおよそ1年半で初めて。東京電力は新年度までに12基を解体し、跡地には2030年代に始めるとしている核燃料デブリの本格的な取り出しに関連する施設を整備したいとしている。