日本と安保協力強化、トンガとの関係は?。きのう日本と太平洋島嶼国の国防大臣会合が開かれた。参加した国は日本、太平洋島しょ国14カ国、アメリカやオーストラリアなどのパートナー国、ASEAN7カ国。日本とオーストラリアなどを結ぶ海上交通路の要衝の防衛面での結びつきを強める狙いがあるとされている。小泉防衛大臣は島しょ国で数少ない軍隊を持つトンガの国防相と個別会談を行った。トンガは人口10万人。4つの諸島から約170の島で構成されている。ダイビングが非常に有名。南太平洋島しょ国では唯一、植民地化の経験がない。正式名はトンガ王国。国王による内政への影響が大きい。日本の皇室とも長年親交がある。トンガの小学校ではそろばんが必修科目。2019年、日本の自衛隊とトンガの人たちがラグビーの試合を行った時、試合前には伝統的な踊り「シピタウ」を披露した。対戦していたのは独自の軍隊トンガ王国国防軍。国防軍のトップが、きのう小泉防衛大臣が握手を交わしたウルカララ国防相。実は皇太子で、去年1月から国防相と外務相を兼任。小泉防衛大臣はトンガとの安定した信頼関係が「太平洋地域の平和と安定に資する。緊密に連携したい」と述べた。いま防衛装備品の無償提供を推進していて、今年度は災害対処用のドローンや制服なども供与した。トンガは中国が掲げる「一帯一路」構想に参画していることで、経済的に中国に大きく依存している。中国の影響を受けている島しょ国は多い。高市政権が掲げる外交の柱「自由で開かれたインド太平洋」を実現するためのキーになってくるとみられている。トンガでは日本から渡ったある農作物の栽培が盛ん。外貨獲得の手段としてトンガ経済を支えてきた。
