関東大震災から100年が迫っている。植村漣平は当時の写真を撮影して残したことで知られている。静岡県出身で東京・青山の写真館に弟子入りし、大震災の当時は29歳だった。手前に被害の様子を記録し、奥に其の場所のシンボルとなるものを写す手法で被害の重さを伝えている。アルバムには天井が崩れた新橋駅が撮影され、南西を進んで倒壊した鶴岡八幡宮や鎌倉の津波被害などを撮影し、最後は箱根・小田原の様子が撮影されていた。漣平の娘である千枝子さんに話を伺うと、晩年も関東大震災の写真について語ることは無かったものの、千枝子さんは残したいという思いがあると思うので若い世代の方たちに感じ取ってもらいたいと話していた。
あすの関東大震災特集は、大地震からわずか2か月後に浮上した東京を近代的に作り替えようとした幻の計画に迫る。
あすの関東大震災特集は、大地震からわずか2か月後に浮上した東京を近代的に作り替えようとした幻の計画に迫る。