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オープニング映像。
2017年から世界で修理の旅をしてきた職人たちの軌跡を紹介。クロアチアでは日本の職人が修理してくれる話を聞いた人たちの行列が出来ていた。家具職人の南宣明は、ガタついたイスを修理した。イスの脚を切断し新たに取り付けガタツキをなくした。脚を末広がりに取り付けることで3本脚でも安定感は抜群。
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- クロアチア
ドイツでは鳩時計の彫刻が折れて壊れてしまったと相談され、宮大工の菊池利光がノミで削り直しという技法を用いて直した。古い社寺の修復で当時の木材がないため使用される技法で、羽の凹凸まで細かく再現した。
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- ドイツ
ドイツ・ゲーラの消防署からは、ロッカールームが狭く出動に時間がかかるため直してほしいとの依頼が。南は四角いロッカーから扉をなくした丸型に回転するようにして数を減らし、1つ分のスペースで2人が使用可能にした。下の部分は片足で開けられるブーツ入れとして活用。前のロッカーの木材も再利用した。
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- ゲーラ(ドイツ)
ギリシャ・コルフォス村では、落書きが残る古い壁を子どもが喜ぶ壁にしてほしいと児童館から依頼が入った。左官職人の奥野雅晴は、落書きを消すだけではなく壁に光沢を出す漆喰磨きという技術を用いて部屋を明るくした。壁に落書きされてもタオルで消せるようになっていた。
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- コルフォス村(ギリシャ)
ルーマニア・ポジョルタ村では、老人ホームから配膳口について相談された。一つしかない配膳口だが、条例で提供口と返却口を分けるよう義務付けられこのままだと閉鎖してしまう。古い建物ため設計図はなかった。大工の今井辰也は配膳口を取り外し、柱がある場所を確認。穴を開ける場所を変更し、提供口と返却口のスペースを確保した。木枠を使って返却口は2段にし、職員が片付けやすいよう工夫した。
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- ポジョルタ村(ルーマニア)
スペインでは街全体が世界遺産になっているカセレスという街から19世紀頃のベンチの修理依頼が入った。脚部分は原型をとどめていないが、歴史的価値があり見た目は変えてほしくないとのことだった。宮大工の菊池は脚の真ん中に作ったくぼみに新しい木を切って噛み合わせた。修復が目立たないよう木目も合わせていた。
スペインで宮大工の菊池は原型をとどめていなかったベンチを修復。前脚と後脚をつなぐ木も復元した。
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- スペイン
クロアチアでは塩田の塩の収穫に用いる木製トロッコの修理を依頼された。塩に触れるため鉄は錆び、木は朽ち果てていた。
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- クロアチア
クロアチアでは壊れた木製トロッコの修理を依頼された。南は使えない板を取り外し新たな板を加工。錆びないよう鉄の釘を打ったあと木の栓をした。さらに表面をバーナーで炙ることで炭化させ表面を強化した。
ブルガリアでは20年止まったままの時計台の修理依頼が入った。帰国までの2日間で作業を行なわなければならない。エンジニアの岡本は気温-1℃の中素手で作業を行った。歯車の掃除を終えると心臓部分である振り子の動きを確認。異音から振り子を調整するネジが緩んでいる事を確認すると、調整して振り子を動かせ続けることに成功した。振り子部分と鐘を結ぶワイヤーを修理し、11時に鐘を鳴らすことに成功した。
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- ブルガリア
群馬・桐生市の夫婦から銭湯「上の湯」の修理依頼。妻の美紅さんは出産直前で、休業する期間に修理する。夫婦は美紅さんの祖父母から銭湯を継いだ。昭和初期に創業した銭湯で、雰囲気はそのままで機能的な下駄箱にして欲しいとのことだった。家具職人の鈴木は耐久性を考えて目印としてマスキングテープを貼り、扉のネジを外した。テープで囲った部分だけを大きな枠にして、取り外した扉は繋げて1枚板にした。見た目そのままで家族でも使える広々サイズとなった。
続いて番台周辺の休憩所をコミニュティの場にしてほしいとの依頼。宮大工の菊池が番台を解体すると、昔の看板が出てきた。菊池は番台の位置を玄関から客の顔が正面に見える脱衣所側に移動した。天板を担当する左官職人の奥野はかつて金魚を飼っていたことから「金魚湯」と言われていたと聞き、天板に水色セメントなどを混ぜたモルタルを塗った。ガラスを落としてモルタルを隠し、ブラインダーで表面を削った。人造石研ぎ出しという左官の技術で、磨かれたガラスが浮かび上がらせた。菊池はカラクリを作るため木材を加工。溝を二段階にした溝の一つに板を等間隔にはめ込み、もう1つの溝にも板をはめ番台の後ろに設置された。この扉は無双窓となっており、手で簡単に開閉できるようになっていた。美紅さんが男の子を出産し、菊池は番台で子どもといられるようにと急遽ベビーベッドを作った。ひっくり返すと勉強机にもなる。
家電職人の清野正昭は冷やせない冷蔵庫を修理。止まっていたファンを取り出すとサビだらけになっていた。パーツをバラして錆を取り除くとファンは動き出し、冷蔵庫は故障前の温度になった。
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- 三洋電機上の湯日本おもちゃ病院協会
脱衣所ではロッカーが壊れているため、荷物はカゴに入れて床に直置き。混雑時はカゴいっぱいになってしまうという。湿気が多いため釘などを極力使わないロッカーにして欲しいと依頼に大工の今井辰也が挑む。今井は長年使われているカゴも使えるようにしたいと考え、凸型の板と凹型の板を作った。木組で繋げ、カゴがすっぽり入るロッカーが完成した。
上の湯の煙突は穴が開きお湯を沸かすことができない状態だった。燃料高騰のため燃料を安い薪にしたいと考えており、客からも薪を望む声があった。煙突を直すのは左官職人の奥野。穴はコンクリートで固め煙突回りを鉄筋で補強する。すすのかき出し口を復活させると、すすが大量に流れ出てきた。コンクリートを流し込む作業には職人が全員集合した。
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- 上の湯
上の湯の煙突を直す。コンクリートを流し込む作業には職人が全員集合。ミキサー車が入れないためコンクリバケツリレーで合計7トンのコンクリートを流し込んだ。
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- 上の湯
上の湯の煙突の穴は塞がれコンクリートで補強された。中央には上の湯のロゴが刻印されていた。主人の篤さんは初めて薪でのお風呂沸かしに臨んだ。
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2024年4月6日(12:15)