グラウンドに伸びたブルーのカーペット。そこに大谷翔平選手が登場。5万人超の観客からこの日一番大きかったという大谷選手への声援。そしてグラウンドに出揃ったドジャースの精鋭。中でも期待されるのがMVPトリオ。2番DH先発出場で臨んだ初の本拠地での試合。第1打席、大谷選手が一礼してバッターボックスに入ると、湧き上がる観客からの声援。ファンは立ち上がって打席を見守る。球数が増えるごとに徐々に高まる球場内の緊張感。そして4球目。約140kmの低めのチェンジアップを捉えた技ありの一打。打球はライト線に一直線に伸びていく。二塁から三塁に向かっていくが迷った末に向かった三塁にはベッツ選手が。始めは理解できない様子だったが判定はアウト。ベンチに戻ると全速力で走り抜けたため大きな息遣いで休んでいた。5回1アウトランナーなしの場面で迎えた第3打席。1球1球球筋を見極めていく大谷選手。そして4球目に放った打球は快音を響かせライト前へ。観客席も大満足の活躍だった大谷選手。きょうは妻・真美子さんとデコピンも球場に駆け付けていた。その家族が見守っていたのはドジャー・スタジアムの中でも最高級のスイートルームとのこと。