棚瀬さんのドル円予想レンジは152.00円~153.50円。棚瀬さんは「ドル円はかなり急ピッチで上昇しており、対ドル騰落率を見てみると、ドル高・円安の双方が、足元のドル円急上昇に寄与していると言えます。9月までは利下げ期待が高まっていたのですが、アメリカの一連の経済指標の強さを受け、利下げ期待がかなり大きく後退していたと言えるでしょう。その一方で、日銀の政策金利見通しはそれほど動いておりませんので他の要因となりますが、かい離が解消されればドル円は下がってくると予想しています。JPモルガンでは、FRBは年内にあと50ベースの利下げ、日銀は12月に25ベースの利上げを予想しています。JPモルガンの見通しが正しければ、ドル円は140円台半ばを目指し下落する展開が見込まれます。。米国大統領選の市場への影響は、結果により大きく異なるとみています。トランプさんが勝って、上下両院を共和党が抑えた場合のケースでは、財政拡大期待からアメリカの金利が大きく上昇して、それがドルの全面高につながり、ドル円が上昇する可能性があります」などと話した。