会談のポイントは陰の主役はトランプ次期大統領という声が出ている点。今から4時間後に石破総理と米国のバイデン大統領との初の対面での会談が行われる。その後、韓国を交えた日米韓の首脳会談が行われるが、実はこの会談もともとは12月に米国で行うことが検討されていたがトランプが勝ったことで急きょ前倒しされた。その理由についてある外務省関係者は「日米韓の枠組みはバイデン政権が力を入れてきた枠組みなのでトランプはきっと面白く思っていないからだろう。米国でやると目立つから南米の地を選んだんだろう」と話している。日本産水産物の輸入停止問題や日本人男児の刺殺事件などで日本と中国との関係が悪化する中で水面下の交渉の末、関係改善に向けたトップ会談がようやく今回、実現した形。外務省関係者は「最終段階になって中国側の前向きさを感じた」と話している。背景には焦りがあるという。トランプ政権になれば米中対立の激化が予想される中、外務省関係者は「中国は日本を味方につけておきたいのだろう」と指摘している。日本側は来週20日にフロリダにあるトランプ氏の自宅での会談を打診しているが、この時点になってもなお回答はないという。実現に向けたギリギリの調整が続くが政府関係者からは「この時点で回答がなければ厳しいかもしれない」という声が多く出ている。