トランプ次期政権について。トランプ氏の周辺には対イラン強硬派が多く、イランに対して制裁強化に乗り出し再び最大限の圧力を加える姿勢を示している。トランプ氏は第1次政権時イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害、イランから報復を行うと宣言された。アメリカはイランがトランプ氏の暗殺を企てているとみていて、最近も暗殺計画に関わった疑いで関係者を逮捕している。マスク氏とイラン側の会談にトランプ氏が関与しているのであれば、第1時政権で最大限の圧力を加えた一方で首脳会談を行った北朝鮮にように相手を揺さぶり交渉の糸口を探るのではないかということ。イラン・ペゼシュキアン大統領は欧米との関係改善を掲げていることからアメリカとの対話も前向きと見られる一方、上司にあたるハメネイ氏は慎重な姿勢である。