アメリカのトランプ次期大統領は通商・製造業担当の大統領上級顧問に対中強硬派のピーター・ナバロ氏を起用すると発表した。ナバロ氏は対中強硬派として知られ、関税を柱とした通商政策の推進に向け重要な役割を担うとしている。今年行ったインタビューの中で、日本について”例外を認めてしまえばすべてが台無しになる”と述べ、不公正な通商政策をとったと判断すれば同盟国でも例外として扱わないという考えを示している。一方アメリカの複数メディアは、トランプ氏が女性への性的暴行疑惑が報じられた国防長官候補のピート・ヘグセス氏を交代させるよう検討していると報じた。新たな候補にはフロリダ州のデサンティス知事などの名前が挙がっているということ。トランプ次期政権の人事を巡っては、司法長官候補だった前下院議員が未成年の女性と性的な関係を持った疑いなどで指名を辞退していて、国防長官の人事を巡る動きに関心が集まっている。