12月22日日曜日。この日、米国のトランプ次期大統領がやり玉に挙げたのはパナマ運河の通航料。米国の支援で建設されたパナマ運河は1999年まで米国が管理したあとパナマに返還されていたが、それから25年たった今、通航料が高すぎるとして運河の管理権を返すよう迫った。年明けの大統領就任を前に各国に揺さぶりをかけるトランプ氏。同じ日、SNSではデンマークの自治領グリーンランドについても米国の所有と管理が絶対に必要などと主張した。これには自治政府側がグリーンランドは売り物ではないと反発する事態に。また、大統領就任初日にWHO=世界保健機関からの脱退を準備しているとも報じられた。新型コロナへの対応などを巡ってかねてからWHOを批判してきたトランプ氏。大統領1期目の退任間際に脱退を通告したものの、バイデン政権がそれを撤回していた。