今、戦争の長期化とともに増えているのがウクライナ人男性の不法入国者。開戦後、徴兵対象の男性は原則として出国は認められていない。しかし、去年、1万2000人がルーマニアに不法に入国。ルーマニアの国境警察は監視を強化。一方で、ルーマニア政府に一時的な保護を申請した不法入国者は原則、送還せず保護している。不法入国者は標高2000m級の山を越えてやってきており、十分な装備を持たず命を落とす人もいる。米国・トランプ次期大統領が20日に就任するのを機に停戦に向けた何らかの動きを期待する声もあるが、ウクライナに有利な動きかどうかは不透明。仮に停戦に向けた調整や交渉が不調な場合、トランプ氏はウクライナ支援には消極的。戦争が、さらに長期化したりロシアが攻勢を強めたりする可能性もある。