トランプ大統領は、各国がアメリカ製品に課している関税をアメリカ側も同じように課す「相互関税」の導入を11日にも表明すると明らかにした。さらにアメリカに輸入される鉄鋼やアルミニウムには25%の関税を課すことを10日にも表明するという。トランプ大統領が9日、現職大統領として初めてスーパーボウルをスタジアム観戦した。連日独自の方針を打ち出すトランプ大統領。先月名称を変更したアメリカ湾上空を飛行中に、2月9日をアメリカ湾の日とする大統領令に署名した。日本製鉄のUSスチールの買収について、これまで反対の立場を示していたトランプ大統領は投資と強調し、日本製鉄が経営権を握る株式の過半数を取得することはないとしている。これについて林官房長官は、日本製鉄が大胆な提案を検討していると語っている。トランプ大統領は近く日本製鉄の幹部と面会する考えを示している。相互関税についてトランプ大統領は11日か12日に導入を表明し即座に発行するとみらている。野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト・木内登英さんは、「日本への直接的な影響は小さいが無視できない」と指摘する。