トランプ大統領は、カナダとメキシコに対する25%の関税について、4日に発動すると明言。また、中国に更なる追加関税を課す大統領令に署名した。カナダとメキシコへの関税は先月4日に発動予定だったが、1か月延期されていた。トランプ氏は「カナダとメキシコには交渉の余地はない。4日から発動する」と述べた。トランプ氏は、3日現在10%の追加関税を課している中国に対し、さらに10%の関税を課す大統領令に署名した。トランプ氏は、SNSで米国国内の農家に対し「国内で販売する多くの農産物を生産する準備を整えて」と呼びかけ、来月2日から外国産の農産物にも関税を課す考えを示した。一方、トランプ氏は、日本や中国が通貨安を誘導していると批判。トランプ氏は「日本円であれ中国の人民元であれ、彼らが通貨を下げると我々に非常に不公平で不利な立場に置かれる」と強調し、「関税は簡単かつ手早く公正さをもたらす」と述べ、日本への関税を引き上げる可能性を示唆した。