2期目の施政方針演説を行ったトランプ大統領。関税についても「関税をかけられたらかけ返す」と話した。カナダとメキシコからアメリカに入る製品に25%の関税を課し、中国からの製品に対する追加関税も10%引き上げた。カナダは同じく25%の報復関税を発動。影響は早くも出始め、オンタリオ州では対抗措置としてアメリカ産の酒類の販売が停止された。中国はアメリカからの農産物などに最大15%の追加関税を課すと発表。メキシコは関税含む対抗措置を9日に発表するとしている。さらなる貿易戦争に発展すれば世界経済への影響は避けられない。4日のニューヨーク株式市場は株価が一時800ドル超急落。日経平均株価も一時900円超値下がりした。株安の要因のもう一つは円高が進んだことで、そのきっかけもトランプ大統領の「日本が“円安誘導”している」と名指しで批判したことだった。