みずほ証券・三浦さんは日経平均予想レンジを36,700円~37,200円とし、「ナスダック高を受け上昇して始まるとみられる。買い一巡後は反落し、日中は米国株先物とドル円にらみで乱高下すると考えている」と話した。また、注目ポイントには「今後は需給動向に注目」とし、「日経平均が下値水準だった38,000を下回った2月第4週は海外投資家の売り越しが目立ち、今週も米国株安・円高を受け海外投資家が現物先物で売り越しているとみられる。36,000円割れから反発したのは海外投資家の先物買戻しが裁定買いを誘ったためであり、今後も先物売買の影響を受けルノではないかと考えている。累積の売買代金は38,000円以上が大きく膨らんでいる。本来は38,000円を超えると戻り売が膨らむが、最近の株価の下落を受け、戻り売の水準が下がっているとみられる。今後は37,000を超えると戻り売が徐々に膨らみ、37,500円に接近するとおそらく大きく膨らむと考えている。現物買いと先物買いを組み合わせた取引きの残高である”裁定買い残”はピークからは減少しているが、昨日時点でも7億株程度とみられる。昨年のボトムと比べると依然、裁定買い渋りの警戒が必要な水準と言え、裁定買い残からみると日経平均には下落余地が残ると考えている。3月の最終週は配当再投資の先物買いも入るが、トランプ大統領の発言に翻弄されている米国株やドル円睨みで乱高下し、当面は35,500円~38,000円の往来相場になると考えている。3月末は36,500円前後と予想しているが、4月上旬には関税が予定され4月11日の4月SQ頃に主要な安値を形成すると見ており、3月安値を下回る可能性もあると考えている。3月中は36,500円割れから買い下がり、37,500円に接近すると売り上がりスタンスが有効と考えている」などと話した。