相互関税を巡る米中対立が深まっている。iPhoneの多くは中国製で、販売価格が値上げされるとの見方があり駆け込み需要が増えている。アップルを巡ってはホワイトハウスのレビット報道官の「トランプ氏はiPhoneを国内生産できると考えている」という発言が波紋を広げている。iPhoneは第1次トランプ政権で関税が免除されたが、この発言で今回は免除されないとの見方が広がり、アップルの株価が急落。9日の関税政策の方針転換で株価は一転急上昇したものの、中国への関税は125%と重くのしかかる。「iPhoneを国内生産することになれば販売価格は跳ね上がり、現実的ではない」と専門家は指摘する。