アメリカのトランプ政権による関税措置をめぐって、ワシントンを訪問中の赤澤経済再生担当大臣が会見を行った。そのポイントについて、政治部の谷井実穂子は「日本製鉄によるUSスチールの買収計画に関するトランプ大統領のSNS投稿について、赤澤大臣は『正式な発表を待ちたい』との発言に留めた。関税交渉については『前回以上に率直かつ突っ込んだやり取りができた』とし、G7サミットにおける日米首脳会談も念頭に引き続き交渉を進めていくとの考えを示した」などと述べた。経済部の池川陽介は、今回の交渉の成果について「日米による閣僚交渉のさなかに、日本製鉄によるUSスチールの買収計画に関してトランプ大統領がSNSに投稿した。日本は今回の交渉で、今後の日本企業によるアメリカへの投資計画を提示したものとみられているが、この中に日本製鉄による買収計画に関連した数兆円規模の投資も盛り込むとしていた。仮にこの話に前進があれば日米関係にとっても重要な進展となることから、関税をめぐる交渉にどのような影響を与えるのか注目される」などと述べた。