- 出演者
- 南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花
オープニング映像と出演者の挨拶。
日本製鉄によるUSスチールの買収計画について。ことし1月にバイデン前大統領が国家安全保障上の懸念を理由に禁止命令を出したが、トランプ大統領は先月政府のCFIUS(対米外国投資委員会)に再び審査するよう指示し、CFIUSは今月21日までに審査結果を報告していた。これについて、トランプ大統領はSNSに「USスチールと日本製鉄の間で計画された提携であり、少なくとも7万人の雇用を創出し、アメリカ経済に140億ドルの経済効果をもたらす。これはペンシルべニア州の歴史上最大の投資になる。私の関税政策は、鉄鋼製品が再びそして永遠に『メイド・イン・アメリカ』であることを保証する」と投稿した。
アメリカ総局の新井俊毅記者より、ワシントンから報告。現時点では、トランプ大統領の投稿が日本製鉄によるUSスチールの買収計画を認めたものなのか、あるいはあくまでも提携や投資だけを認めたものなのか、日本製鉄による出資比率を含めはっきりとはわかっていない。買収計画の再審査を行ってきたアメリカ政府のCFIUS(対米外国投資委員会)では、多くのメンバーが「安全保障上のリスクへの対処が可能だ」という見解を示したと報じられてきた。こうした報告がトランプ大統領の判断に影響を及ぼした可能性もある。トランプ大統領はこれまで買収という形態については繰り返し否定的な考えを示してきただけに、最終的な判断が注目される。
アメリカのトランプ政権の関税措置をめぐり、ワシントンを訪れている赤澤経済再生担当大臣はUSTR(アメリカ通商代表部)のグリア代表と閣僚交渉を行った。赤澤大臣は「前回以上に率直かつ突っ込んだ議論を行うことができた。ラトニック長官およびグリア通商代表の双方に対して、米国による一連の関税措置の見直しを改めて強く申し入れた。6月のG7サミットでの日米首脳間の接点も視野に、閣僚間で緊密に協議をしていく」などと述べた。日本製鉄によるUSスチールの買収計画については、「トランプ大統領によるSNSの投稿は承知しているが、現時点では米国政府による正式な発表を待ちたい」などと述べた。
アメリカのトランプ政権による関税措置をめぐって、ワシントンを訪問中の赤澤経済再生担当大臣が会見を行った。そのポイントについて、政治部の谷井実穂子は「日本製鉄によるUSスチールの買収計画に関するトランプ大統領のSNS投稿について、赤澤大臣は『正式な発表を待ちたい』との発言に留めた。関税交渉については『前回以上に率直かつ突っ込んだやり取りができた』とし、G7サミットにおける日米首脳会談も念頭に引き続き交渉を進めていくとの考えを示した」などと述べた。経済部の池川陽介は、今回の交渉の成果について「日米による閣僚交渉のさなかに、日本製鉄によるUSスチールの買収計画に関してトランプ大統領がSNSに投稿した。日本は今回の交渉で、今後の日本企業によるアメリカへの投資計画を提示したものとみられているが、この中に日本製鉄による買収計画に関連した数兆円規模の投資も盛り込むとしていた。仮にこの話に前進があれば日米関係にとっても重要な進展となることから、関税をめぐる交渉にどのような影響を与えるのか注目される」などと述べた。
アメリカのトランプ大統領は自身のSNSで、「EUによる強力な貿易障壁や付加価値税、為替操作などによって、アメリカのEUに対する貿易赤字は容認できない規模になっている」とした。そのうえで、関税措置をめぐるEUとの交渉について「行き詰まっている。したがって来月1日から50%の関税を課すべきだ」としている。EUに揺さぶりをかけ、譲歩を聞き出す狙いがあるとみられる。さらにトランプ大統領は「アップルがアメリカで販売するiPhoneを国内で生産せずに輸入すれば、少なくとも25%の関税を課す」との意向を明らかにした。こうした投稿を受けてニューヨーク株式市場は、貿易摩擦への懸念やアップルの業績への警戒感で取引開始直後から売り注文が広がり、ダウ平均株価は一時500ドルを超える下落となった。市場関係者は「EUに高い関税を課せられれば双方の貿易量が減り、アメリカ企業の業績にも影響を及ぼす」との見方から、「アメリカ経済の減速への懸念が株価にあらわれた形だ」と話している。
小泉農林水産大臣はきのうNHKの「ニュースウオッチ9」に出演し、「政府の新たな随意契約による備蓄米は、5キロ2000円で売り渡しをしていきたい」と発言した。精米や袋詰などのコストを上乗せしても、店頭での価格が5キロで2000円になるよう売り渡し価格を設定する考えを明らかにした。また小泉大臣は「放出する量はまずは30万トン」としたうえで、さらに需要があれば制限なく放出するほか、買い戻しの条件はつけず備蓄米を運ぶ費用は政府が負担する方針も示した。売り渡しの対象は「1万トン以上を扱える大手の小売業者」としていて、農林水産省は週明けの月曜日に方針や売り渡しの方法について説明会を開くことにしている。備蓄米が消費者のもとに目標とする価格で早期に行き渡るかが焦点となる。
富山県選出の自民党の田畑裕明衆議院議員と野上浩太郎参議院議員が旧安倍派の政治資金パーティーをめぐり、派閥からキックバックを受けたそれぞれ44万円と100万円を政治資金収支報告書に記載せず、政治資金規正法違反などの疑いで刑事告発され去年不起訴になったが、富山検察審査会は今月19日付けで「不起訴は不当」と議決した。理由については「慎重に審査した結果、十分な捜査が尽くされたとは言いがたい」としている。検察は再捜査し改めて起訴するか判断する。
大の里が 初日から13連勝で大関として2場所連続4回目の優勝を果たし、横綱昇進に大きく前進した。大の里は「率直に嬉しい。いつもどおり向かった」と語った。
楽天ゴールデンイーグルスの浅村栄斗が5試合ぶりとなる1999本目のヒットを放ち、通算2000本安打に王手をかけた。チームは日本ハムに1対0で完封負け。
巨人の先発の赤星優志は116球を投げきりヤクルト戦でプロ初完封。赤星の投打にわたる活躍で巨人はヤクルトに5対0で勝ち3連勝。
阪神は延長戦を制し連敗を2で止めた。ロッテは今季最多の9得点で5月初の連勝。
バスケットボールBリーグチャンピオンシップファイナルがきょう開幕するのを前に、選手たちが意気込みを示した。宇都宮ブレックスは全チームトップの勝率8割をマークしているが、レギュラーシーズン最高勝率チームは優勝できないというジンクスに挑む。比江島慎は「大舞台で緊張やプレッシャーを感じてしまうかもしれないがしっかりぶつかっていけたらいい」と語った。対する琉球ゴールデンキングスは天皇杯との2冠を目指す。こちらは、天皇杯を制したチームは優勝できないというジンクスに挑む。小野寺祥太は「力みなく出だしからチャレンジャー精神を持って戦いたい」と話した。
スキージャンプ女子の高梨沙羅が合宿を公開。練習では試合より小さいミディアムヒルのジャンプ台を使用し、課題としているテレマークの精度を高めることに重点を置いている。昨季のW杯での最高順位は4位。冬季五輪が行われる来季の巻き返しを目指し「たくさんの方に支えていただきながら過ごしてきた。最後は結果で恩返しできるよう頑張りたい」と語った。
日本製鉄によるUSスチールの買収計画についてアメリカのトランプ大統領は23日、自身のSNSに「USスチールがアメリカにとどまり本社もピッツバーグに維持し続けると発表できることを誇りに思う。USスチールと日本製鉄の間で計画された提携であり、少なくとも7万人の雇用を創出し、アメリカ経済に140億ドルの経済効果をもたらす。これはペンシルベニア州の歴史上最大の投資になる。私の関税政策は鉄鋼製品が再び、そして永遠にメイドインアメリカであることを保証する」と投稿した。日本製鉄によるUSスチールの買収計画をめぐっては、バイデン前大統領がことし1月に国家安全保障上の懸念を理由に禁止命令を出したがトランプ大統領は先月、政府のCFIUS(対米外国投資委員会)に再び審査するよう指示し、CFIUSは今月21日までに大統領に審査結果を報告していた。
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