日米間税交渉の最大の懸案は自動車。アメリカにとって対日貿易赤字の多くを占めており、日本にとっては基幹産業であり譲歩したくないのが本音。ボーリング氏は「自動車の対日貿易赤字は何年も続いており、トランプ政権にとってはこれに対応するのが優先事項。」などとコメント。自動車メーカーの対米輸出台数と米国の生産台数を比較したグラフでは1980年代の日米貿易摩擦の際には日本が多くの自動車を輸出し、米国ではほとんど生産していなかった。しかし現在は米国での生産が増加し、日本からの輸出は減少している。ボーリング氏は「アメリカ国内で自動車を生産していることは分かっており、日本からの投資を更に増やしたいと関税を引き上げている。また、現地生産を増やしても赤字は変わらないため優先事項は変わらない。5年連続で対米投資をしているのは日本がダントツ。」などとコメント。