アメリカのトランプ大統領は、オランダで開かれたNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議の閉幕後に会見し、イランとの核問題をめぐる協議を来週行うことを表明。イランと核放棄などをめぐり合意を結ぶ可能性に言及し、「我々が求めるのはこれまでと同様核を持たせないことだ」と強調。イスラエルとイランの停戦合意については「戦争は終わったと考えている」と述べた。トランプ氏は広島や長崎への原爆投下を引き合いに出し「アメリカによるイランの核施設への攻撃が戦争を終わらせた」と成果を強調した。「イランの核施設の重要部分は破壊できず、核開発計画を数か月遅らせる程度だ」との情報機関の分析が報じられたことについては、「核施設を完全に破壊し核開発を何年も遅らせた」と反論している。