トランプ政権の所得税減税の延長などを柱とした法案は、財政赤字の大幅な増加につながるとして与党・共和党からも反対の声が出ていた。議会下院では2日にわたって審議され、野党・民主党のジェフリーズ議員が採決を妨害するために、下院の史上最長記録となる8時間45分の演説で反対した。採決では共和党から2人が造反したものの、賛成218票、反対214票で可決された。上院でもすでに可決されていて、トランプ大統領の署名をもって成立する。トランプ大統領は独立記念日である4日に署名するとしている。デーブ・スペクターは「これは支持されていると言いにくい。かなり強引に可決された。これに票を入れた人が中間選挙でかなり不利になってしまう予想がすでにされている」とコメントした。