アメリカのトランプ大統領は自身のSNSでEUとメキシコからの輸入品に来月1日から30%の関税を課すと明らかにした。EUに対しトランプ政権は4月に20%の「相互関税」などを示した後、5月には交渉が行き詰まっているとして50%の関税を課す考えを示していた。一方メキシコに対しては原則25%の関税措置発動を発動しているがアメリカ・メキシコ・カナダの規定に基づく製品は除外されていて、今回の30%の関税が協定で除外の製品などに課されるか明らかにしていない。今回の発表を受けEUのフォンデアライエン委員長は“必要に応じてEUの利益を守るためのあらゆる措置を講じる”として今後も交渉を続けるものの状況次第では対抗措置を辞さない姿勢を示している。またメキシコのエブラルド経済相も新たな関税率について「不当だ」と伝え、その上で来月1日までに交渉を進めるとしている。トランプ氏は日本からの輸入品には25%の関税を明らかにしている。