ニューヨークから明治安田アメリカ・補陀陽平が解説する。特に注目している業種は電力関連銘柄。アメリカではデータセンター投資の継続による電力需要の拡大が予想されている。ビストラ、コンステレーション・エナジーの株価を見ても両銘柄とも40%の上昇と堅調。どのような発電方式に強みを持つ企業かを着目する必要がある。トランプ大統領は就任直後、パリ協定から離脱する大統領令に署名するなど脱炭素の動きからやや距離を置く姿勢がみられる。今月7日には太陽光、風力発電施設への補助厳格化に関する大統領令に署名した。関連銘柄には逆風が吹いている状況。トランプ大統領は5月に原子力発電を支援する大統領令に署名、2050年までに4倍の原子力発電を目指すとしている。6月にはメタがコンステレーション・エナジーから原発の電力を20年間購入する契約を結んだ。
