ロシア・プーチン大統領はきのう、上海協力機構の首脳会談に出席するため中国を訪問。ウシャコフ大統領補佐官はこの日、プーチン氏が習近平氏と米ロ首脳会談について詳細な協議を行ったと記者団に述べた。一方、中国側は会談したとは発表していない。プーチン氏は9月3日の抗日戦勝記念日の軍事パレードまで4日間中国に滞在する予定。プーチン氏の外国訪問としては異例の長さで、滞在中にインド・モディ首相や北朝鮮・金正恩総書記とも会談するとみられる。戦略コンサルタント・日本工大大学院MOT教授・田中道昭は「プーチン大統領が堂々と上海協力機構に出席して中国・習近平国家主席とも会談してるというのは驚きだが、非常に皮肉なのは8月にアメリカ・トランプ大統領と会談したことで国際舞台に本格的に復帰した感じがある。トランプ大統領とインド・モディ首相の関係が相当冷え込んでいる最中でのグローバルサウスの代表格としての首脳の出席ということで、西側諸国は一致団結しないといけないタイミング」とコメントした。
