長引く物価高に国民が頭を悩ませる中、さらにいま追い打ちをかけているのがイラン情勢の緊迫化。アメリカ・トランプ大統領は日本時間のきょうに迫っていた停戦期限を仲介国パキスタンからの要請もあり延長すると発表。アメリカ軍はホルムズ海峡の逆封鎖を継続し即応態勢を維持するよう指示した一方で新たな停戦期限は示されていない。これに対しイランは“停戦延長を要請していない”と強気の姿勢を崩しておらず戦闘終結に向けた2回目の協議の行方もいまだ不透明。ガソリン価格も値上がりし街の人からは「自転車で行くようにしている」「近場なら電車で」「GWは国内で夏は海外かな」と話した。原油不足は海外旅行にも影響。全日空・日本航空は国際線の燃油サーチャージ5~6月発券分を最大2倍ほど値上げする。中東情勢の悪化はあらゆる産業や暮らしを直撃している。東京・台東区の豆腐店では来月から値上げ。絹豆腐、木綿豆腐は価格を据え置くという。豆腐の容器やフィルムなどの原料となる石油製品「ナフサ」が高騰、容器の価格が大幅に値上がりするほか供給できない恐れがると仕入先から通知が来ているという。容器代を抑えるため太子食品工業はパッケージの厚みや色数を減らしたり面積を減らし経費節約をするという。マンションの修繕工事を行う東京都内の現場ではナフサから作る防水材が入ってこないため塗装作業を一時断念しているという。住宅関連の資材はメーカー側から新規受注の停止や出荷制限、大幅な値上げの通知が相次いでいるという。東京・北区のいとう王子神谷内科外科クリニックによると医療用手袋が値上がりや在庫不足が深刻化しているという。伊藤院長によると「在庫が尽きて処置や点滴はあまりしない、あるいは全くしないというクリニックがかなり増えてきて場合によっては閉鎖をする休診にするそういう選択肢が出てくる」と話した。
