スイス・ジュネーブから中継、ワシントン支局・宇井五郎と官邸キャップ・白石明大がサミットの行方は注目点について解説する。今回のG7サミットでは2年連続で首脳宣言の採択が見送られる方針。トランプ大統領は議長国フランス・マクロン大統領との首脳会談に臨んだが、欧州首脳はイランへの攻撃に否定的なためトランプ氏はムッとした表情を見せた。サミットでは分野ごとの成果文書にとどめ意見の対立が露呈することを回避する。マクロン氏は最終日17日にはパリ近郊・ベルサイユ宮殿でトランプ氏と夕食をとる。トランプ氏はホルムズ海峡開放と覚書締結を成果としてアピールし、海峡に残る機雷の掃海を協議したい意向。マクロン氏は空母シャルル・ドゴールを2~3日以内にホルムズ海峡周辺に展開できると表明。高市総理はイギリス・スターマー首相とイタリア・メローニ首相と個別会談し、ホルムズ海峡の航行の安全確保やエネルギー・重要鉱物の確保策を協議。高市総理はアメリカとイランの戦闘終結を歓迎する意向を示したが、ホルムズ海峡の航行の自由が確保されるか中止する考え。フランス・イタリア・イギリス・ドイツは共同声明を発表、高市総理も4カ国の枠組みに参加する意向を表明し自由な航行確保に向け具体的な検討を進める方針。また重要鉱物のサプライチェーンの強靭化などで議論をリードしようと力を入れていて、JOGMECが担っているレアアースの備蓄制度について各国にノウハウを紹介し制度構築について日本が支援する考えなどを表明する予定。アメリカはパワーアジアによる東南アジアなどへの販路拡大を歓迎すると思われ、中国によるレアアースの独占に危機感があり日本の共同備蓄制度は乗りやすい提案。日本政府関係者はトランプ大統領との会談を最優先に日程に組む意向。またブラジル・ルラ大統領との会談も優先して調整、南米の経済共同体「メルコスール」とEPA交渉入りで合意する見通し。
