アメリカ・イランの戦闘終結に向けた交渉を巡り、15日、戦闘終結に向けた「覚書」に双方が署名。19日、スイスで「署名式典」の予定。増尾記者によると、合意したのはあくまで「覚書」。協議の中心になってくるのがイランの核問題。これまでも交渉を続けてきたが、双方の要求の隔たりは大きく、互いに決定的な譲歩ができずに行き詰まってきた経緯がある。今後の焦点はイランがどこまで譲歩するかではなく、アメリカがどこまで妥協できるかに移りつつある。「覚書」に署名したことを受け、トランプ大統領は「金曜日(19日)にホルムズ海峡は完全に開放される」と示している。ペルシャ湾には日本関連の船舶38隻が待機。増尾記者によると、イラン側はホルムズ海峡を再び封鎖することは考えにくいと思う。実際そうなると覚書そのものが崩壊しかねない。一方で今回の戦闘を通じてイランはホルムズ海峡が自分たちにとって極めて強力な交渉カードであるということを改めて認識したはず。例えば60日間の交渉で違反がある場合や核問題で最終合意に至らなかった場合はイランにとって最大の切り札となる。トランプ大統領は昨日からフランスで行われているG7に出席。涌井記者によると、ホルムズ海峡の開放が実現するかどうかはG7内でも大きな論点になっている。トランプ大統領はフランス・マクロン大統領と会談したが、その冒頭でホルムズ海峡の安全な航行の確保を巡って各国に船舶の派遣を依頼するかという話題になった時にイラン側と合意ができているので多くの支援は必要ないかもしれないというふうに述べる一方で数カ国から1~2隻ずつ支援を出してもらうというのは悪いアイデアではないということも述べていた。このあと2日目の議論の中ではUAE・カタールの首脳などを招いて中東関連の政治論というのも予定されている。
