ワシントンで開かれている建国250年の記念イベント。最大の特徴は、トランプ大統領自ら旗を振った行事やアトラクションが目白押しなこと。「グレート・アメリカン・ステート・フェア」は、アメリカ軍機の祝賀飛行に観覧車や凱旋門と、派手な演出とアトラクションが目を引く。偉大なアメリカ文化を紹介すると銘打ったブースも、来場者の姿は少なく、中には閉まっているところも。目玉アトラクションの一つの観覧車も、わずかな待ち時間で乗ることが出来た。こうしたなか、アメリカメディアは停電で観覧車の運行が停止したり、売店のアイスクリームが溶けるなど、トラブルが続いていることを伝えていて「このフェアはあまりグレートではない」「過去のイベントに比べて来場者がまばら」などと報じている。盛り上がりを欠いている理由として指摘されているのが、トランプ大統領。トランプ大統領は、超党派による記念行事「アメリカ250」があったにも関わらず、自らが主導する「フリーダム250」を新たに立ちあげ、アメリカの祝賀であるべきものがトランプ大統領個人のイベントになっているとの指摘も出ている。支持者からは賛成の声が上がる一方、イベントの政治色の強さを懸念する声も出ている。国家行事を私物化、政治利用しているとの指摘も出ている。トランプ色の拡大はアメリカのあらゆる場面で現れている。トランプ氏の肖像を描いた250ドル紙幣や硬貨を準備していて、現行法では存命人物は使用禁止のため、改正法案を与党議員が提出した。他にもトランプ氏の肖像がデザインされた250年記念パスポートを限定で交付する予定。極めて異例な事態となっている。記念日当日にはトランプ氏が史上最大と呼ぶ85万発の打ち上げ花火が披露されるほか、国民に向けて演説が行われる予定。
