警察庁によると、去年1年間の特殊詐欺の認知件数は1万5636件となり、月別でみると12月が最多となっている。悪質な訪問販売や電話勧誘なども年末年始に増加する傾向がある中、滋賀・野洲市では特殊詐欺に遭った被害者の名前や住所などが載った「カモリスト」を活用し、自治体が民生委員などと連携して名簿に載っている市民の見守りを行っているという。一方、東京・葛飾区では「ドーベルマン刑事」などの作品で知られる漫画家・平松伸二さんに詐欺の啓発イラストを依頼。2019年度からこれまでに約10作品を作成し、ラッピングバスなどで対策を進めているという。