日経CNBC・曽根純恵、平野憲一が解説。けさの日経平均は61円安でスタート。きのうまで1600円以上上昇した中、米国半導体指数下落で売りが出たがその後は消費者物価の鈍化を受けた米国株の続伸、国内のGDP改善などを支えに切り返し自動車や銀行などが買われ上げ幅300円を超えている。時間外の米国株先物の上昇も手がかりにハイテク株もプラスに転じている。ナスダックは5ポイント高、S&P500も20ポイント高と続伸、NYダウは8月1日以来の4万ドル回復。米国消費者物価指数・総合は6月から上昇、エネルギーと食品を除くコア指数でも前月比+0.2%と6月の+0.1%を上回った。しかし前年同月比では総合が+2.9%と6月を下回り、コア指数でも+3.2%と前月を下回った。2021年4月以来の低水準。これによりFRBの9月の0.25%の利下げがほぼ確実視され今後の景気指標次第では1度に0.5%の利下げ説も出てきた。欧州3指数はフランスCAC40の0.79%高を筆頭に続伸している。きょうの日経平均は7月の小売売上高や鉱工業生産など大量に出る米国の経済指標を控えて不安定さは残るがPPI、CPIを無事通過し前向きな展開になってきた。中国株はプラスに転じる動き。