日本を訪れているインドのジャイシャンカル外相がきのう都内で会見し、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を巡り、両国と接点を持つ国として事態の打開に向けて双方への働きかけを強化する姿勢を示した。この中でジャイシャンカル外相はロシアによるウクライナ侵攻を巡り、対話の重要性を訴えた。そのうえで“ロシア、ウクライナ両国と接点を持つ国は多くなく、われわれはより積極的になるべきだ”と述べ、事態の打開に向けて双方への働きかけを強化する姿勢を示した。インドはロシアの伝統的な友好国で、モディ首相は今月上旬、ロシアを訪れてプーチン大統領と会談している。一方でインドの複数のメディアは先週、“モディ首相が来月ウクライナへの訪問を検討している”と報じたが、これについてジャイシャンカル外相は確認を避けた。このほか日本とインドとの関係について中国を引き合いに“AIや無人機といった繊細な技術には信頼できるパートナーと連携することが重要だ”と述べ、日本からの投資や協力を呼びかけた。