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「ニコライ2世」 のテレビ露出情報

20世紀初頭のロシアを案じていたのが、文豪レフ・トルストイだった。この時代は文豪がスーパースターとしてもてはやされた。1904年、トルストイはイギリスのタイムズに日露戦争に対する反戦論を発表している。トルストイは「一方は殺生を禁じた仏教徒で、一方は世界の兄弟愛を公言するキリスト愛だというのに、傷つけ合い殺戮を繰り返そうとしている、これは夢ではない」などとした。日露戦争は多く映像が残されているが、その多くが後に作られた映像。日露戦争当時の東京の様子も映像に残っている。
旅順陥落の2週間後、ベルリンからペテルブルグに向かう電車に乗っていた女性が目撃したのは血の日曜日事件で騒然としたペテルブルグだった。彼女の記録は帝政ロシア末期の姿を垣間見ることができる貴重なもの。このイサドラ・ダンカンはモダンダンスの祖とも呼ばれている。ダンカンは血の日曜日事件の犠牲者の葬列を見た。血の日曜日事件の映像は後に作られたとみられている。血の日曜日事件以降、ロシア全土でストライキや暴動が起きるようになり、国力は疲弊していった。
ロマノフ家はこの時も巨万の富を抱えていた。最後の皇帝・ニコライ2世の私的な生活を捉えた映像が残されている。帝政ロシアの深刻な事態を前にした権力者としての苦悩を感じることは出来ない。イサドラ・ダンカンがニコライ2世の前で踊ったのはこうした事態の時。1909年、トルストイの肉声が残されている。「人間には他者への義務だけでなく自らの中に宿る精神に対する義務がある」と話している。最晩年を迎えたトルストイは全てに絶望して沈黙を守るようになる。トルストイは家出をして1人汽車に乗って南へ向かい、途中の駅で倒れ帰らぬ人となった。トルストイが最後に書いた手紙はガンジーに宛てたものだった。トルストイは「愛の法則は暴力が認められると無価値となり、権力という法則だけが存在する、あなたの活動こそ最も重要なものと信じる」としている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年5月27日放送 23:50 - 0:35 NHK総合
歴史探偵(歴史探偵)
イクラはロシア語で魚卵を意味し、いつしか日本語としても定着した。また、北方で獲れるニシン、サケを目当てに日本人がロシアの海域を訪れ、漁業を通じた交流を持っていた。函館ハリストス正教会には日本初のロシア領事館があり、1884年、ロシア正教会の大聖堂の建造が都内で開始された。東京外国語学校ではロシア語の教育もスタート。加えて、明治天皇は年上のアレクサンドル2世を[…続きを読む]

2025年2月17日放送 22:00 - 22:45 NHK総合
映像の世紀バタフライエフェクト(映像の世紀 バタフライエフェクト)
ニコライ2世が玉座に君臨していた時代、ウクライナは独自の文化や言語を持ちながらも独立は認められておらず、「小ロシア」と呼ばれるロシア帝国の一部として扱われていた。しかし、1914年の第一次世界大戦に端を発した1917年の二月革命でロマノフ王朝は崩壊。帝国の消滅に伴い、ウクライナ人たちはロシアからの独立を求めてウクライナ人民共和国を建国した。しかし、皇帝に代わ[…続きを読む]

2025年2月1日放送 15:05 - 16:18 NHK総合
カラーでよみがえる映像の世紀(映像の世紀)
20世紀初頭のロシアを案じていたのが、文豪レフ・トルストイだった。この時代は文豪がスーパースターとしてもてはやされた。1904年、トルストイはイギリスのタイムズに日露戦争に対する反戦論を発表している。トルストイは「一方は殺生を禁じた仏教徒で、一方は世界の兄弟愛を公言するキリスト愛だというのに、傷つけ合い殺戮を繰り返そうとしている、これは夢ではない」などとした[…続きを読む]

2024年9月23日放送 19:00 - 21:00 日本テレビ
世界まる見え!テレビ特捜部どんでん返しがいっぱい まさかの展開!まさかの結末SP
1994年、アンナがアナスタシアなのか科学的調査が行われた。その結果、アンナはニコライ2世の娘でないことが判明。その後の調査でアンナの本名はフランツィスカ・シャンツコフスカだという事がわかった。ポーランドの工場労働者で精神を病んだままドイツにやって来た事がわかった。2007年、ニコライ2世の遺体が埋まっていた近くの森で2人子どもの遺骨が発見された。DNA鑑定[…続きを読む]

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