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「ニコライ2世」 のテレビ露出情報

記録映画「皇帝からレーニンヘ」からロシア革命前の帝政ロシアの様子を映した映像が流れた。第一次世界大戦は帝政ロシア崩壊の一つのきっかけになった。帝政が崩壊すると臨時政府が立ち、民主主義国家を目指した。ただレーニンが臨時政府を襲撃して革命の勝利を宣言した。ロシア革命の熱狂は世界に広がり、ドイツや日本など各地で労働者のデモが広がった。
共産主義がさらに世界に広まる契機になったのはアメリカの株価暴落によって始まった世界恐慌だ。パニックは世界に広まった。一方でソ連は世界恐慌とは無縁だった。スターリンは国家主導の計画経済を主導しており、平均成長率は10%にもなっていた。しかし、こうした人気の高まりは最大のライバルの台頭を促す結果にもなった。それはアドルフ・ヒトラーだ。その後はコミンテルンなどの動きがあり、それは日中戦争にも影響を与えた。
しかしユートピアを掲げたソ連の真の姿を誰も知る由もなかった。それはスターリンが邪魔者を排除して独裁を進めていたということだ。恐怖と服従がユートピアの実態だったという。1941年にドイツとソ連が戦争を行った。ソ連はドイツに勝利し、共産主義はこの勝利で揺るぎない正義になった。ドイツの支配下だった東欧諸国はソ連を解放者として迎え入れて共産主義が広がっていった。日本ではGHQによって政治犯の釈放が命じられて、徳田球一も釈放された。
1949年に行われたスターリン70歳の記念式典には世界の共産党指導者が集まり、そこには毛沢東の姿もあった。ソ連は社会主義勢力を率いてアメリカと対峙して、アンドレイ・サハロフによって核開発技術も進めていった。さらに人類初のロケットの有人飛行なども行っていった。それから25年後にアンドレイ・サハロフは共産党による人権弾圧に失望して反体制派になっていた。そして共産党独裁の根本的な改革を訴えた。国家の計画経済は数字だけで実態はなく、改革の混乱で店から商品が消えた。
共産主義の幻滅は東欧諸国へも広がり、ルーマニアでは群衆でも起こって独裁政権を崩壊させた。チェコスロバキアでも共産党にNOを突きつけた。社会主義政権は次々に崩壊し、ソ連も世界地図から消えた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年5月27日放送 23:50 - 0:35 NHK総合
歴史探偵(歴史探偵)
イクラはロシア語で魚卵を意味し、いつしか日本語としても定着した。また、北方で獲れるニシン、サケを目当てに日本人がロシアの海域を訪れ、漁業を通じた交流を持っていた。函館ハリストス正教会には日本初のロシア領事館があり、1884年、ロシア正教会の大聖堂の建造が都内で開始された。東京外国語学校ではロシア語の教育もスタート。加えて、明治天皇は年上のアレクサンドル2世を[…続きを読む]

2025年2月17日放送 22:00 - 22:45 NHK総合
映像の世紀バタフライエフェクト(映像の世紀 バタフライエフェクト)
ニコライ2世が玉座に君臨していた時代、ウクライナは独自の文化や言語を持ちながらも独立は認められておらず、「小ロシア」と呼ばれるロシア帝国の一部として扱われていた。しかし、1914年の第一次世界大戦に端を発した1917年の二月革命でロマノフ王朝は崩壊。帝国の消滅に伴い、ウクライナ人たちはロシアからの独立を求めてウクライナ人民共和国を建国した。しかし、皇帝に代わ[…続きを読む]

2025年2月8日放送 15:05 - 16:19 NHK総合
カラーでよみがえる映像の世紀(映像の世紀)
今世紀始め、オーストリア=ハンガリー帝国を治めたハプスブルク家では第一次世界大戦のきっかけとなる出来事が起こった。第一次世界大戦前夜のオーストリア=ハンガリー帝国は欧州の中心部を支配する巨大な多民族国家であり、フランツ・ヨゼフ1世の下に統一されていた。当時の欧州列強は地球の5分の4を植民地としており、その植民地獲得競争に伴う軍備拡張と外交戦争が続いていた。大[…続きを読む]

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